初詣
初詣は年が改まり一年の計を神仏に祈る一大イベントです。
さて、その初詣、神社に行くべきか、お寺に行くべきか?
神社?お寺?
結論から言うとそれはどちらでもよいのです。
神社は?
神社は神を祀る神聖な場所、ここでいう神は日本古来の産土神(土着の神)の場合もあるでしょうし、神話の神々を祀ったもの、菅原道真や徳川家康など中世・近世の人物、明治神宮や乃木神社のように近代の天皇や軍人をお祀りしたものなどなど、一口に神社といっても祀られている神々の数は実に多いのです。
お寺は?
一方お寺の方も日本の仏教は幾多の宗派があり、またお寺の本尊も大日如来、薬師如来、千手観音などいろいろなものがあります。仏様を守護する不動尊を安置しているお寺もあります。
日本人の宗教観
日本の人々は宗教に関しては寛容で、生まれた時は神社でお祝いをし、成人して結婚する時はキリスト教会で、またお葬式はお寺でという人の方が多いのではと思われるフシがありますね。
初詣で心がけたいこと
初詣で年に一回訪れるだけとしても、その神社やお寺がどういう縁起(由来)があって、誰をお祀りしているのかは知っておきたいもの。身近にある地元の神社やお寺でも意外に長い歴史が秘められていたりするものです。
初詣の時には、それが神社であろうとお寺であろうと無数の先人たちが同じ場所で同じように手を合わせた歴史がある事に思いをはせてお参りすることをおすすめいたします。そして新しい年の門出に相応しいものにするために神仏の前で自分自身を見つめ直してみてください。