最近のボウリング施設では、そこに設置されたスコアカウンターがプレイヤーの点数を自動的に算出してくれるようになりました。
しかし、この反面、スコアカウンターがいったいどのような計算方法を採っているのかわからないといった声も頻出しています。
今回は、そのメカニズムの内、特に質問の多かった「スペア」について、その計算法を紹介します。
そもそもスペアとは何なのか
スペアとはボウリング用語で、「1投目で残ったピンを、2投目で全部倒してしまうこと」を指します。
スペアはストライクと同様、次のフレームでの投球スコアが前のフレームの得点に加算されるという特殊な加算ケースです。
つまり、ストライクを逃してしまったとき、そのフレームでスペアを取ってしまうことが大切だということです。。
1-9フレーム目までのスペアの点数加算法
そのフレームでスペアを取った場合、その次のフレームの1投目のスコアが加算されます。
例えば、1フレーム目でスペアを取った時、その時点でのスコアは10となります。
次のフレームの1投目でピンを5本倒すと、その投球の点数は5なので、1フレームの点数は、「1フレーム目でスペアを取った時の10点」+「2フレーム目1投目の5点」=15点
ということになります。
10フレーム目の2投目でスペアを取った時
10フレーム目では、ストライクかスペアを取ったとき、ボーナスで3投目が投球できます。
例えば、10フレーム2投目でスペアを取り、そのあと3投目でストライクとなった場合、10フレームの点数は「2投目でスペアを取った時の10点」+「3投目でストライクを取った時の10点」=20点となります。