web面接ツールの導入を考えているが、ZoomやTeamsなどのオンライン会議ツールとの違いがわからず困っていませんか?
オンライン会議ツールを使うか、web面接に特化したツールを導入すべきかで悩んでいる採用担当者は多くいます。
そこで、web面接に特化したツールを導入する理由とおすすめのツールをご紹介します。
Contents
web面接ツールの需要が増加
2020年新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大の影響により、リモートワーク・在宅勤務が急激に促進されました。
企業活動の多くがリモートワークになり、もちろん面接も例外なくリモートで行うようになった企業も多いでしょう。
また「遠隔地でも面接ができる」「移動時間がなくなり効率的」というweb面接本来のメリットから、オフィスワークに戻ってもweb面接を継続する企業もあります。
当初は既に導入済みのオンライン会議ツールを活用してweb面接をしていた企業も、web面接に慣れてくることで、オンライン会議ツールではカバーしきれないweb面接の課題を感じるようになりました。
そんな中でweb会議に特化したツールを導入するケースが増えています。
web面接に特化したツールを導入すべき理由
web面接をする際、ZoomやTeamsなどの既に企業に導入されている一般的なオンライン会議ツールではダメなのかと思う人もいるでしょう。
確かに、オンライン会議ツールでも録画・画面共有・チャット機能・ファイル共有など、機能に問題はないように感じるかもしれません。
オンライン会議ツールを使ったweb面接では以下のような課題があります。
- 応募者側に専用のアプリが必要
- 個人情報を多く取り扱うため、セキュリティが心配
- 画面に応募書類などを映すスペースがなく、面接の進行に支障が出る
- 動作がうまくいかず、面接の開始が遅れる
応募者の中にはオンライン会議ツールに慣れていない人もいるため、なるべく応募者側の負担やトラブルを減らす配慮が必要です。
また、面接の時だけでなく応募者管理や評価機能などの採用管理システムとしても活用できる機能があることで、採用全体を効率化することもできます。
おすすめのweb面接ツール5選
おすすめのweb面接ツールを5つについて、機能やコストを比較していきます。
無料トライアルを用意しているツールもありますので、気になるツールがあればぜひ問い合わせしてみてください。
インタビューメーカー
インタビューメーカーは株式会社スタジアムが提供するweb面接ツールです。
2700社以上に導入されています。
インタビューメーカーには主に以下のような機能があります。
- 自動スケジュール調整機能
面接可能面接可能な日程を事前に登録し、応募者が面接可能な日を予約するだけで日程を調整します。
Googleカレンダーなどの外部カレンダーとの連携もあります。 - 評価シート
情報共有によって面接官の評価基準や面接スキルを均質化、離職率低下が期待できます。 - 動画選考
あらかじめ複数の質問を用意しておき、それに答える形式の動画を送るという選考方法です。
書類選考よりも応募者の人柄がわかりやすくなります。 - 応募者・ステータス管理
履歴書やヒアリングシート等をすべてデータ化し、合否の判定や個人情報もインタビューメーカー内で完結します。 - 他媒体取り込み
求人媒体の情報を一括管理します。 - 面接時資料閲覧
画面上に履歴書・職務経歴書などの資料を表示します。
対面での面接と同じように面接することが可能です。
専任の運用コンサルタントによるサポートや土日の有人電話対応など、充実したサポート体制もインタビューメーカーの特徴です。
電話やメールでのサポートだけでなく、勉強会の開催やウェブ上でのサポートもあります。
費用は、月の面接回数が30回以内のベーシックプランなら初期費用が39,800円、月額料金が29,800円です。
30日間の無料トライアルもあります。
harutaka(ハルタカ)
https://harutaka.jp/
harutaka(ハルタカ)は株式会社ZENKIGENが提供するweb面接ツールです。
HITO Linkやsonarなどさまざまな採用管理システムと連携しており、シームレスに応募者に面接の案内や動画の参照をすることができます。
harutakaには主に以下のような機能があります。
- エントリー動画
応募者が都合の良いときに撮影した面接動画をクラウド上に蓄積します。
書類からは読み取れない人柄や熱意などの人物像を知ることができ、ミスマッチを防ぐ効果が期待されます。 - 候補者管理
応募者情報を一覧管理します。選考の状況やさまざまなキーワードでソートすることが可能です。 - 採用分析機能
採用プロセスをデータ管理します。採用効率を向上させるための分析や面接官のスキルの均質化に役立ちます。 - 事前ヒアリング機能
質問項目をフリーワードで自由に設定できるので、自社に合った質問をすることで、事前にミスマッチを防ぐことが期待されます。
harutakaでは、導入時や導入後に専任のコンサルタントによるサポートを受けることができます。
費用は、初期費用+月額費用の料金形態になっていますが、サイト上では非公開のため気になる方はHPから問い合わせをしてみてください。
playse web面接(プレイズウェブ面接)
playse web面接は株式会社manebiが提供するweb面接ツールです。
playse web面接には主に以下のような機能があります。
- 事前ヒアリング
希望条件、経験、スキルだけでなく、自己紹介動画をアップロードしてもらうことも可能です。 - web会社説明会(ページ作成機能)
HTMLなどの専門知識なしで会社説明会などの作成し、動画やスライドを公開できます。
また、会社説明会を視聴した後はすぐにエントリーへ誘導するような設計にすることで、応募率を上げることも可能です。 - 評価シート
面接結果を項目ごとにスコアとコメントで管理します。
評価の採点基準を設けることで評価の均質化することができます。
また、評価結果がレーダーチャートで表示され、視覚的に把握しやすくなります。 - >応募者管理
会社全体の採用ステータスや応募者のアクティビティを一元管理します。
エントリーシートやヒアリングシート、面接シートなどの情報を応募者画面に集約、ひと目で確認することが可能です。 - スケジュール調整
面接候補日を設定し、日程調整用のURLを応募者に送るだけで面接日時が確定します。
playse web面接と同社の「playse eラーニング」と併用することで、採用面接から社員研修までを一気に効率化することも可能です。
費用は、スタータープランでは初期費用が無料、基本の月額費用が14,800円で利用可能です。
また、応募者や面接時間などが基本料の内容を超えても、超えた月のみの従量課金で利用することができます。
BioGraph(バイオグラフ)
https://www.biograph.jp/
BioGraph(バイオグラフ)は株式会社マージナルが提供するweb面接ツールです。
BioGraphには主に以下のような機能があります。
- 録画選考
企業があらかじめ設定した質問に対して、応募者が回答を録画データとして提出します。
提出された録画データをもとに選考をすることが可能です。 - スケジュール管理
面接候補日時の指定から応募者による日程確定までをBioGraph上で完結することができます。 - リマインダー機能
面接日時の24時間前に、面接者・応募者両方にメールで通知します。 - 動作検証
機能面接予約確定前などの任意のタイミングで応募者が動作検証を実施します。
「面接開始直前にカメラや通信環境の不備がわかる」というweb面接に起こりやすい問題を事前に解消することが可能です。 - オブザーバー機能
企業の関係者を複数人接続した状態で面接が可能です。
通常の参加タイプと、応募者に気づかれずに閲覧のみ実施するタイプを選択できます。 - エントリーフォーム作成
面接者に写真や情報を事前に登録してもうらうことが可能です。
BioGraphでは、企業独自のカスタマイズも可能です。
「WEB面接(オンライン面接)の機能を既存システムと連携したい」「会社独自の採用フローに合わせて効率的に利用したい」「直接採用の面接ではなく面談を行うのでメールの文章を変更したい」など、業種や職種などによって異なる採用方法に柔軟に対応する事ができます。
費用は、無料のトライアルプランでも月5回までの面接予約が可能です。
また、ミニマムプランは初期費用10,000円+月額費用10,000円で、面接予約回数の制限なく利用できます。
SOKUMEN(ソクメン)
https://www.maru.jp/sokumen/
SOKUMEN(ソクメン)は株式会社マルジュが提供しているweb面接ツールです。
特に人材派遣会社でのweb面接に特化しています。
SOKUMENには主に以下のような機能があります。
- 面接用ワンタイムURL発行
面接予定を立てたら、面接用URLが生成されます。
面接時間にURLにアクセスするだけで、面接ができます。 - 即面接機能
応募後に日程調整をすることなく、その場で面接を始めることができます。 - 面接中メモ
面接中自由に記入できるメモ欄が用意されています。
あらかじめ質問を設定していれば、質問票のように活用することも可能です。 - 動作チェック・電波チェック
事前にチェックを行うことで、「面接時に画面が映らない」などのトラブルを避けることができます。 - 電子契約
必要書類などの署名をSOKUMEN上で行うことができます。
グループ面接最大10人まで同時に面接に参加できます。
SOKUMENでは採用分析機能やSPI連携などの機能を減らすことで、操作性の向上と低価格を実現しました。
「使わない機能が多くて、操作がややこしい」とお悩みの方に特におすすめのツールです。
費用は、初期費用0円+月額費用19,800円です。
録画や電子契約機能はオプションとなっており、各オプションは月額10,000円の課金で利用することができます。
web面接ツールで採用を加速する
web面接ツールを活用することで、「遠隔地の応募者にアプローチする」「移動時間と費用を削除する」「採用に関する情報を企業の資産として蓄積する」といったweb面接のメリットを最大限に引き出すことができます。
また、web面接への対応は応募者に対して「柔軟な企業」であることをアピールすることに繋がり、応募者の増加が期待できます。