テニスの用語は、テニスの試合でどういう場面で使われるのかといったことがわかりにくいものが多いです。その中でも「ウィナー」という用語はどのような場面で使われるのが明確に理解している方は少ないです。知っているようで実はあいまいなテニス用語「ウィナー」について解説していきたいと思います。
テニスのウィナーとは?
ウィナーとは「勝利者」という意味があり、勝負ごとにおいての勝ちに使われる言葉です。ですが、テニス用語のウィナーは試合に勝った人に対して使われる用語かというと、そうではありません。テニスにおいてウィナーとは、ラリー中(ストローク時)に相手にボールを触らせないでポイントを獲得した時に使われる用語です。そのため、テレビ中継などでアナウンサーや解説者はウイナーという言葉を連呼します。決して勝ち負けがついたというわけではありませんのでご注意ください。
テニスでは相手にボールを触らせることなくポイントを取ることが難しく、そのため、テニスでノータッチでポイントを取るということは、ラリーを支配できたということになります。ウィナーの数が相手よりも多いほど、ゲームを支配しているということになり、テニスの勝利者に近づくということになります。
エースとウィナーの使い方
ウィナーに似た意味合いのテニス用語でエースという用語があります。エースもウイナーと同様、相手にボールを触らせなかった時に使用する用語です。ですが、ウィナーとエースは使用する場面が異なります。
「テニス用語」ウィナー…主にラリー中に相手にボールを触れさせなかった時に使用(例:ダウン・ザ・ラインでのウィナー)
「テニス用語」エース…サーブ時とリターン時で相手にボールを触れさせなかった時に使用(例:サービスエース リターンエース)
エースはサーブとリターンのラリーが始まる前に相手に触れさせないボールを打った時に使われ、ウィナーとは若干使い方が異なります。
ちなみに、エース関連でノータッチエースという言葉があります。もちろんサーブ時に使われる用語ですが、日本人のみが使用している用語となります。
まとめ
テニス用語のウィナーは、結構あいまいに使われがちですが、使われる場面が明確になっています。
テニスの用語を知ることで、テニスの試合を見る楽しみ方が増えると思います。テニスの解説者は基本的にテニス用語を使って解説しますので、ウィナーという言葉は頻繁に使われる言葉です。サーブ時では、ウィナーではなく必ずエースと呼びますので。そのあたりも注目してテニス観戦をすると、解説者の言葉もすんなり受け入れることができ、今までと違った視点でテニスの試合を観戦できるかもしれません。