来年のお盆の墓参りの計画は立てていますか?交通事情が混乱したりするお盆の計画は早めに立てておいて損はないでしょう。今回は、墓参りに行くときに知っておきたい項目をまとめてみました。
墓参りにはいつ行けばいいの?
お盆休みが8月13日から16日にかけてという方が多いと思います。これは、墓参りに行く期間がこの時期だからです。墓参りには、迎え火を焚くとされている13日から、送り火を焚くとされている16日までに行くのが一般的です。地域によっては、旧暦の7月13日をお盆として、この日に墓参りにいくというところもあります。法要などをする場合には、14日から15日の間に済ませるといいでしょう。
墓参りに行くときの服装は?
お葬式であれば喪服を着ますが、墓参りの服装は特に決まりはありませんので、普段着で行く人がほとんどでしょう。ですが、新盆や初盆で法要がある場合には、喪服を着用することもあります。また、親族間で喪服を着るという風習があるならばそれに倣っておくのが無難です。目上の人の墓参りに行く際には、喪服でなくてもスーツなどを選んだ方が、遺族の方と会ったときにも安心です。
墓参りに行けないときはどうする?
最近は、まとまったお盆休みの期間を設けないという企業もあるようです。そうなると墓参りに行くのは難しくなってしまいますよね。そんな時は、できるだけお盆の前に墓参りに行っておくようにしましょう。お盆の期間よりも早く行った方が、供養する姿勢が見えるからです。どうしてもお盆の前後を含めた期間には行けないという場合には、お正月などで帰省したおりに墓参りに行きましょう。
墓参りに行くときの持ち物は?
墓参りに行くときには、大抵お供え物を持って行きます。一般的なのは果物やお菓子ですが、お供えしたものはそのままお寺の住職さんに差し上げたり自分たちで持ち帰ったりするので、口に合うものを選ぶようにしましょう。もちろん、先祖の好物をお供えするもの忘れてはいけません。また、お墓やその周りの清掃をするので、軍手や雑巾などの掃除道具を持って行くといいでしょう。
年忌法要などで建てる卒塔婆
卒塔婆とは、年忌法要やお盆、お彼岸などで墓参りにいった時に建てる木の板のことです。卒塔婆には戒名が書かれ、個人の供養として建てられます。お盆には墓参りに行けないけど、どうしてもお盆の期間中に供養をしたいという人は、お寺に卒塔婆だけでも立ててもらえるように頼んでおくといいでしょう。宗派によっては卒塔婆を建てないところもあるので、予め確認しておきましょう。
お盆の墓参りは家族に会いに行く気持ちで
お葬式などと違って、墓参りにはこれといった取り決めはありません。お供えをもって家族で墓参りに行くこと自体が先祖への供養となります。家族に会いに行くような気持ちで行くのが一番いいでしょう。ですが、供養と感謝の意味を込めて清掃などはしっかりしてあげるようにしましょう。