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色々なしきたりがあるお盆。何日に何をするのか、正しい日にちは知っていますか?今回は、お盆のしきたりを行う正しい日にちを調べてみました。正しい方法で、先祖の霊を迎えましょう。

お盆のしきたり、正しい日にちは?

精霊棚(しょうりょうだな)を飾る日にち

精霊棚とは、お盆のときだけに用いられる神棚のようなものです。これを飾り、先祖へのお供えをします。精霊棚を飾る正しい日にちは、12日か13日です。地域や家ごとでい日にちが違うので、予め確認しておくようにしましょう。精霊棚には、盆花ときゅうりの馬、なすの牛とお供え物を飾るのが一般的です。盆花は精霊棚の網に逆さに吊るし、きゅうりの馬となすの牛はお皿に乗せて飾るといいでしょう。地域によっては、盆花を逆さにしなかったり、馬や牛を飾らないというところもあります。

盆提灯や白提灯を飾る日にち

盆提灯とは、先祖の霊が迷わず自分の家に帰って来ることができるように飾る、霊への目印となるものです。初盆と新盆の時には、白い白提灯を飾ります。この盆提灯を飾る日にちも、12日か13日が一般的です。また、お墓参りに行くときにはこの盆提灯を持って、先祖の霊を自宅まで導きながら帰宅するともいう意味合いもあります。浄土真宗では先祖の霊は極楽浄土で往生していると考えるので、精霊棚などは飾りませんが盆提灯だけは先祖や仏様への供養や感謝として飾る場合が多いようです。

団子を供える正しい日にち

お盆にお供えする団子には3つの種類があります。まず、先祖の霊を迎える「お迎え団子」。このお迎え団子を飾る正しい日にちは12日か13日です。そして先祖の霊が家にいてくれるようにお供えする「おちつき団子」です。これを飾る日にちは14日から15日となります。最後が「送り団子」です。お盆が開ける16日にお供えしますが、宗派や地域によっては前日の15日からという場合もあります。

法要を行う正しい日にち

法要は、ほとんどの場合墓参りと一緒に行われますが、本来の正しい日にちは14日から15日にかけです。特に初盆・新盆のときには、友人や知人を呼んで法要することになるので、どちらの日にちにするか予め決めておく必要があります。普通のお盆であれば、お墓参りに行くときにお寺での法要を済ませても構いません。

お墓参りの正しい日にち

お墓参りはお盆の期間である13日から16日の間であればいつでも行って構いません。ですが、法要の日にちを考慮すると、14日か15日には行っておくのがいいでしょう。一般的にお墓やお寺が一番混むのは15日と言われています。どうしてもこの日にちでは行けないという場合は、お盆の期間の前にはお墓参りを済ませておくようにしましょう。

正しい日にちで気持ちのいいお盆を

色々なしきたりがあって少し大変なお盆ですが、特別難しいことではありません。いつ、何をするのかを把握していれば、気持ちのいいお盆を迎えることができます。家族が揃う機会でもあるので、自分の家の風習をしっかり確認しておくと更にいいでしょう。

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