テニス界のスター選手中のスター選手といえばビック4!そんなビッグ4に終焉の噂が…。今後スポーツ界で大きな話題となっていくであろうビッグ4について調べてみましょう。テニスファンやスポーツ好きの人との会話のネタになりますよ。
そもそもビッグ4ってなんぞや
ビッグ4とは男子プロテニス界の中で最強の選手4名を指して使います。
2012年の四大大会の決勝で、とある4名の選手のうちいずれかの選手との対戦となって優勝を分け合ったことをきっかけに、2013年にはビック4の名称が定着したそうです。ちなみにグランドスラムでは2010年全豪〜2013年全米までの計16大会で、ビック4以外にトロフィーが渡されたことはありません。
「テニス界最強の男達」というわけです。
【ロジャー・フェデラー】
1981年生まれ、スイス出身。右利きでバックハンドは片手打ち。
テニスの教科書に載るような理想的なフォームで多彩なショットを駆使する、プロの中で最も完成度の高い選手と言われています。中でもフォアハンドストロークの評価が高く、歴代最高と称されています。
メジャー優勝17回、302週通算1位など、男子プロテニス界における記録の多くを塗り替えてきた史上最高の選手。
【ラファエル・ナダル】
1986年生まれ、スペイン出身。左利きでバックハンドは両手打ち。
躍動感に溢れた力強いプレイで、クレーコート(土のコート)に強い為「赤土の王者」という愛称がついています。ちなみにクレーコートは81連勝という記録を持つ猛者。
スピンの利いた強烈なストロークと持続力のある速いフットワークが持ち味。2015年は得意としていた全仏でベスト8を逃すなど不調が続いていました。
【ノバク・ジョコビッチ】
1987年生まれ、セルビア出身。右利きでバックハンドは両手打ち。
2015年の最終ランキング1位となり、2年連続で4度目の年間王者として君臨。数々の大会で優勝と連覇を獲得し続けている選手です。
フォアハンドとバックハンドの両方で強打することができ、ストロークで組み立てるゲームスタイルのベースライナー。ミスが少ない高精度のショットを打ち、さらに高い敏捷性で長いリーチを駆使してコートをカバーすることが可能。攻守一体のスキがないプレイに「弱点がない選手」とライバル達から評されています。
【アンディ・マレー】
1987年生まれ、スコットランド出身。右利きでバックハンドは両手打ち。
2012年全米オープンの決勝でノバク・ジョコビッチに勝利した英国の国民的スター選手。グランドスラムのタイトルはビック4の中では少ないながらも、2015年では全豪オープンで準優勝を獲得するなどし、世界ランク2位に君臨しました。
ストロークはダイナミックで安定感があり、特にバックハンドは最高レベルと言われています。優れた予測能力を活かした頭脳的で堅実なプレイスタイル。
2014年以降の動向
2014年以降、ビッグ4以外の選手の活躍が目立ちはじめています。
全豪ではナダルがスイス出身のスタン・ワウリンカに敗れて優勝を逃し、17大会4年半ぶりにビッグ4が独占していた王座を明け渡すことに。2015年全仏オープンでもワウリンカが優勝し、ついにナダルは世界ランキング10位に後退という結果になりました。
不動の安定感を誇るジョコビッチも2014年全米オープンで錦織圭に敗れ、優勝は錦織を破ったクロアチア出身のマリン・チリッチの手へ。
新勢力が現れたことでビッグ4の終焉と新時代の訪れが予想されています。
これからどんどん面白くなっていく!
日本の錦織圭はもちろん、ワウリンカやチリッチ、ディミトロフなど新しい選手の活躍が楽しみなプロテニス界。
ビッグ4の偉大さを知れば、終焉と新時代の訪れに胸が躍りますよね。今後の試合を要チェックです。