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超基礎!タッチラグビーのルールとルーツ

超基礎!タッチラグビーのルールとルーツ

皆さんは「タッチラグビー」というスポーツをご存知ですか。タッチラグビーは単に「タッチ」とも呼ばれます。ラグビーからタックル、スクラム、モールといったコンタクトプレーやキックなどをなくした、パスとランニングのみの安全なスポーツです。

今回は、タッチラグビーのルールとルーツについてご紹介します。

 

タッチのルーツ

タッチは1960年代にオーストラリアのラグビーリーグで、選手たちのウォームアップや練習の為に始められたとされています。簡単なルールで、ボールさえあれば行える手軽さもあり、オーストラリア、ニュージーランドがルーツです。

その後北米や欧州など広く競技されるようになり、4年に一度のワールドカップが開催されるまでになりました。 日本では1988年に口元周策氏によって早稲田大学に紹介され、早稲田タッチラグビークラブが創部されました。

以降日本各地に広まり、地方大会や全国大会、学生選手権やジャパンカップなどが開催され、タッチラグビー日本代表も2回大会から毎年ワールドカップに出場しています。

 

タッチのルール①

選手の登録人数は1チーム14人で、プレーヤーは6人、リザーブが8人です。試合中の途中交代は何度でも認められます。 競技時間は公式戦の場合、20分ハーフの計40分で3分のハーフタイムがあります。試合時間に関しては人数、体力、試合の目的等によって競技時間を変更しても構いません。

使用するボールはラグビーボールより一回り小さい楕円球です。敵陣後方にある「タッチダウンゾーン」にボールを運んで接地させれば(タッチダウン)1点が入ります。得点方法はこれだけで、サッカーやラグビーのようなキックによる得点はありません。相手より、より多くの得点をした方が勝ちです。 試合開始は地面に置かれたボールを軽く蹴って(タップキック)それを拾い、敵陣を目指すところから始まります。

ラグビーと同じで、ボールを持った選手は自分の真横から後ろの選手にしかパスは出せません。 ディフェンスはボールを持った選手にタックルは出来ません。その代わりにボールを持っている選手の身体に片手または両手でタッチ(触れる)します。タッチしたらディフェンス側はボールから5メートル下がらなければなりません。タッチされた選手はボールを地面に置いてボールを跨ぎます(ロールボール)。背後の選手がボールを拾い試合が再開されます。このボールを拾った選手は誰でもハーフと呼ばれます。6回タッチされると攻撃権が相手に移ります。

ボールを落したり、ハーフの選手がタッチされても攻撃権が移ります。この時、ロールボールで試合を再開します。 タッチダウンで得点した後も相手ボールで再開されます。 ハーフの選手のタッチダウンは許されていません。つまりロールボールで拾ったボールをそのままタッチダウンは出来ないということです。必ずパスで繋ぐ必要があります。

 

タッチのルール②

6回のタッチか反則があると攻撃権が相手に移り、その場合はロールボールかタップで試合を再開します。

ロールボールで再開されるケース ・6回のタッチが行われた ・プレー中にボールを落した ・ハーフがタッチダウゾーンにボールを接地させた ・ボールを持っている選手がサイドラインを割った或いは踏んだ ・タップやロールボールを正確に行わなかった タップで再開されるケース ・前方へのパス ・タッチ成立後の味方へのパス ・タッチが行われた場所を越えたところでロールボールした ・タッチしていないのにタッチをしたと主張 ・守備側がロールボールで5メートル、タップで10メートル以上後退せず、攻撃側に働きかけた(オフサイド) ・遅延プレー ・7人以上の選手がフィールドに入る ・オフサイドの位置で選手交代や男女ミックスゲームでの人数比などの交替違反 ・強い力や乱暴にタッチする ・不品行な行為 タッチラグビーは危険なコンタクトプレーがない為、子供から大人まで、更には男女混合で楽しめるスポーツです。 プレーされる方も年々増えているそうです。 ランとパスだけのシンプルさが判りやすく、スピーディーな展開が人気のようです。

 

まとめ

タッチラグビーのルールとルーツ、いかがでしたか。タッチラグビーはシンプルでスピーディーな新しいスポーツです。まだまだ競技人口は少ないですが、気軽に始められるスポーツでもあります。みなさんも機会があれば、タッチラグビーに参加してみてくださいね。

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