テニスは野球などと一緒でいわゆる「全身・全方面運動」が必要とされます。
野球は投げて、打って、走って。テニスは打って、走って、トスをして。
その際必要になるのは、下半身の強さと柔軟性です。
低くは足先から、高くは腰の回転まで様々な筋肉を時に強く、時に柔らかく使う必要があります。
そこで、ここではテニスで必要な足の鍛え方について説明します。
縦横無尽に動き回れる足の作り方
テニスでは左右前後、360度全ての方向に俊敏に動く必要があります。
ストロークで左右に振られた時、ボレーを落とされたり、浅い位置へのロブショットなどに対応する時。
この際に、最も使われる筋肉は脹脛(ふくらはぎ)です。
持久力強化を除けば、テニスで必要になる足腰の鍛えるメニューはダッシュ&ストップが基本になります。
まずは、テニスコートと同じくらいの敷地に向かいます。
そこでテニスコートを見立てたラインを書き、エンドラインを往復するトレーニングが良いと思います。慣れてきたら今度はネットのラインを書き、そこにいくつかポイントを作り、そこまでダッシュで前進してから、顔を正面に向けたまま、半身の状態でエンドラインまで戻る。そんな練習方法が有効的です。
家でもできるテニス上達へのトレーニング
先に書いたような場所がない、そんなしょっちゅう行ける距離にないという人には、畳二畳分のスペースで気軽にできる練習方法をお教えします。
まずは片足で立ち、上へジャンプし、着地する。これだけです。重要なのはこの際、足の親指から力を伝える意識を持つことです。バタバタと飛ぶのではなく、一回のジャンプでしっかりと体をフルに使うよう意識し、着地するときもしっかりと足のバネを使って体重を吸収するようにしましょう。
次に、このジャンプを左右、前後に行います。
この際に注意するべきはゆっくりやることです。一度一度のジャンプできちんと着地して、バランスを取る。出来るようならラケットを持たずに打つ仕草を混ぜるとより理想的になります。
また後ろへのジャンプはほかの三方向より危険なので、ほかの方向よりジャンプする幅を減らすことをおすすめします。