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スキーが上達してくると、必ず言われるのが「骨盤が寝ている」や「骨盤を立てて」という言葉です。しかし、実際には、「どうやったら立っているの?」「立てているつもりなんだけど」などという声をよく耳にします。
この説明は、色々ありますが出来るだけ簡単に分かりやすく解説したいと思います。

スキーの姿勢の確認

スキーの姿勢は、どんな姿勢で滑っていますか?平らな所で行っている姿勢がそのまま斜面で出来ているでしょうか?まずは、確認をしてみます。
・軽く膝を曲げる
・板の真上に体の中心を持っていく
・前傾姿勢

骨盤の位置確認

骨盤の位置を確認します。スキーの基本姿勢の時に、体の側面より少し前、足の付け根より指2,3本分上に骨盤があります。その骨盤を手で触った時に、掌は、どこを向いていますか?手の甲が下向き加減になっていたら、骨盤が寝ている状態になります。この状態だと、おそらく背中は猫背になっています。

実際に骨盤を立てる

では、骨盤が寝ていたとすると立てる必要があります。簡単に骨盤を立てると言っても少し難しいので、板を履いた状態で、ストックを持ってみます。おそらくストックの長さの分、少し体がイメージより起き上がるはずです。腕を軽く前方に伸ばした状態で体を保ちます。ストックは、地面に着かないよう軽くぶら下げます。そして、下腹に力を入れてみてください。お尻に力が自然と入ると思います。その時、更に背中が真っ直ぐに伸びます。この姿勢で、先ほどの骨盤に手を当てると、掌が地面に対して先ほどより垂直になっていると思います。垂直になりきれていない場合は、恐らくまだ猫背であるか、腹筋が少し弱い可能性があります。手で垂直になる所まで少しサポートして押し込んでみてください。辛いですが、その姿勢が骨盤を立てている状態となります。

最後に

「骨盤を立てる」これは、ゴルフでも野球でもテニスでも同じです。スキーも腰が要になります。腰の位置で、板の中心に乗る事が出来るか、脚力を上手く引き出しコントロールできるかが掛かってきます。例えば、モーグル選手を見るととても分かりやすいのですが、前かがみでありながらも、お尻を出して滑っている初心者とは、大違いの態勢で滑っていると思います。腰を中心にしてバランスをとる事により、実は膝のクッションも働きます。体を立て、骨盤が立っていると、膝のクッションは利かず、跳ねてしまいます。スキーをしている時に、ギャップなどを吸収できず跳ねてしまう人は、骨盤の状態を再確認することをおすすめします。

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