人数を集めての大掃除。一年間でたまったゴミと、ごちゃごちゃになってしまった教室(部室)を、みんなの協力で一気に片づけるチャンスです。でも、大勢でやる掃除には難しさもあります。段取りをしっかりして、効率よく進めたいものです。それにはどんなコツが必要でしょうか?以下にまとめてみたので、リーダーの方は参考にしてください!
参加者はだれですか?何人ですか?
先ずこれが決まっていないと、「大掃除の当日なのに2人しか来なかった」みたいな残念なことになりかねません。以降の「どれくらいきれいにするか」と考えあわせて、必要な人数を確保しましょう。5人以上確保できれば、家具の移動など、大掛かりな片づけもできそうです。参加できそうな人に一人ひとりコンタクトを取って、出席を確認しましょう。
ご褒美はどうしますか?
参加を義務にできると楽なのですが、そうでないならば、「掃除の後に打ち上げするからね!」と、ご褒美作戦で参加を促してみてください。片づけ前と片づけ後に集合写真を撮るのも、やる気を引き出せるテクニックです。もちろん掃除中の撮影もOK。掃除を楽しくできそうです。
どれぐらいきれいにしますか?
参加人数によって、大掃除の程度は変わってきます。せっかくですので、掃除の前後で違いがはっきり分かるくらい、しっかり掃除したいですね。ゴミ捨てと整頓は外せませんが、家具の模様替えや照明掃除、張り紙の更新などができると、達成感を感じられる大掃除になりますよ。
いつ掃除しますか?
期日は参加者の都合と施設の都合で決定できます。時間は、基本は「早く始めて早く終わる」。けっこう疲れてしまいますので、お昼過ぎには終わりたいものです。昼休憩をはさむと、速度が目に見えて遅くなるものです。大掛かりな作業からまず始めて、整頓などこまごました作業は最後に振り分けるとスムーズに進行できます。あと、隣の大掃除と重なるかどうかも重要です。水道の取り合い、場所の取り合いは避けたいものです。
掃除道具はどうしますか?
人数がそろっても、肝心の掃除道具が足りないと、手持無沙汰の人が出てしまいます。モチベーションも下がります。ですからこの項目は重要です。何が必要でしょうか?どこかで借りれるでしょうか?施設に問い合わせると、意外に借りれたりします。また、ちゃんとした掃除道具がないようでしたら、この際新調してしまうのも手です。新しい掃除道具は、意外にやる気を引き出すものです。
雨が降ったら?
雨が降ってしまっても大丈夫な、邪魔なものを一旦出しておける場所を確保しておきましょう。また、雨の中の掃除では通路が汚れやすいので、雑巾などの用意が必要になります。さらにモチベーションも下がるものなので、気持ちを盛り上げる工夫や、効率を上げる工夫を考えておきましょう。
分担はどうしますか?
基本的に、女子が仕切って男子が動くのが、最も効率よい分担です。また、大物・外回り・結果がはっきり出る分かりやすい作業は男子で、こまごました軽作業・レイアウトなど室内・整理整頓など実用的な作業は女子という分担が、結局スムーズに進行できるようです。それぞれにリーダーを作るとだらだらしないで進みます。
おわりに
いかがでしたか?リーダーの人はちょっと大変ですが、何事も経験だと割り切って、うまく段取りしてみてください。ばっちり決まると、株も上がるし、きれいな部屋で打ち上げができますよ。では、がんばってください!