オリンピック種目で、体操など団体競技に強いとされている日本。そうは問屋がおろさない、になりそうなフィギュアスケート国別対抗戦。歴代大会4大会は、日本で開催されています。おひざ元で開催している大会での課題は?
2009年から開催された新しい競技。
世界フィギュアスケート国別対抗戦は、初めて2009年に国際スケート連盟が主催した国際大会です。フィギュアスケートとアイスダンスの混合競技で、出場国グループがペアとアイスダンスが各1組、男女シングルが各2名で構成され順位を競います。
選考基準上位6カ国が出場できる!
世界フィギュアスケート国別対抗戦は、国際スケート連盟に加盟している国で、選考基準上位6カ国が出場できる競技です。その6カ国プラス、ホスト国は選考結果に関係なく出場します。2009年は東京、2011年は横浜の予定でしたが東日本大震災をうけ中止になりました。2012年も東京、2013年と2015年も東京で開催されています。次の2017年も日本での開催が決まっています。
世界フィギュアスケート国別対抗戦の成績。
ホスト国なので選考基準に関係なく出場しています。2009年には銅メダル、2012年には金メダルと健闘していますがその後2大会は銅メダルに甘んじています。ポイント制で順位が決まり、ペアとアイスダンスの種目に比べシングルの種目のポイントが大きい比重を占めています。日本はオリンピックでも世界大会でも、男女シングルでメダルを獲得しているにもかかわらずポイントが伸びないのは、ペアとアイスダンスのスケート層が脆弱だという意見があります。他国は突出するメダリストは少なくても、どの種目もレベルの高い選手層があるというのが強みになっています。