錦織圭選手の活躍を中心に、日本でも目にすることが多くなってきたテニス。
しかし初めて見る人にとって、どんな競技でもそうですが、わからない専門用語が飛び交います。
そんな専門用語を解説していきます。
やってみると分かる。すごく難しい初心者の「壁」。
バックハンドとは、自分の利き腕の反対側、右利きの場合の自分の左側へ打たれたボールを打ち返すときに使うショットのフォームです。硬式テニスの場合、多くの選手が両手打ちになります。プロ選手になると片手、両手打ち両方を用います。
基本的にフォアハンド(利き腕側のボールへのショット。右利きで言う右側のボール)より力が伝わりにくく、また習得も難しい打ち方です。
硬式よりスピードの出ない軟式テニスでは、基本戦術として多少無理してでもボールに対してフォアハンドで打てるように「回り込み」という技術でフォアハンドで打つことが推奨されていたりもします。(もちろんバックハンドも使います)
プロだからこそ、バックハンドの強みを知っている
バックハンドの簡単な説明でしたが、これを読んで、「バックハンドって不利なんだなぁ」と感じさせてしまったと思います。
しかし、時速200キロを越えるようなストロークが行われるプロの試合の中で、そんな事は言っていられません。
むしろそのバックハンドを活かし、自分の長所に昇華させている選手も数多くいます。
また、選手によってはフォアハンドよりもバックハンドの方が強烈なショットが打てる人もいます。
フォアとバックでは使う筋肉が違うため、その選手の身体的特徴によってそういった差が生まれるのです。