テニスのショットのコントロールは、骨盤で行うといっても過言ではありません。
骨盤は上半身をそのまま上にのせる形で支えているので、骨盤が回転した方向につられて、
上半身が一緒にその方向にひねられます。
テニスはボールを前に打ちださなければならないので、
前方に骨盤を倒す必要があるのです。
素振りが最高のトレーニング！
骨盤を確認するには、自分のズボンが上がっているラインで、側面を押してみます。
すると、硬いところがあるので、高さは変えないで背中に手を回すように触ってみてください。
側面同様に硬くなっているはずです。
では、ここを片手で触って（もしくはその個所にテーピングしておく）テニスの基本の構えをしてみましょう。
ここで、後ろに出っ張っているような感覚がする箇所が骨盤になっているはずです。
今度は素振りですが、先ほどの構えから先の感覚をなくさないようにスイングします。
このとき、意識して、スローモーションのごとくゆっくり腰をひねってみましょう。
腰がひねられた方向と、ラケットの打面の方向が一致していることを確認しましょう。
骨盤の前傾は、ボレーでこそ真価を発揮する
目の前にネットがあり、力強くジャンプしてボレーを打つことを考えます。
基本の感覚を残したまま垂直に跳び上がり、骨盤をのけぞらせるようにして反動を作ります。
作った反動に身を任せて「くっ」と骨盤を前に倒します。
このとき、骨盤が倒れた分だけ、ボールの軌道も下がります。
まとめ
骨盤の使い方を間違えるとせっかくの骨盤を意識したプレイも効果が薄くなってしまうので、ただしい使い方をしてくださいね！
