ボルダリングのトレーニングメニューを「足」と「指先」に大別して紹介します。
初級者はここから! 軽く強いフットワークを身に付けよう
大切なのは「腕で引き上げる」のではなく、「足をホールドを踏み込む力で身体を浮かせる」ことです。
足が動いた分だけ上体は引きずられて勝手に付いてくるので、無理やり腕力に訴える必要はありません。
トレーニング法としては、「スクワット」と「カーフレイズ」があります。
スクワットは言わずもがな、足のバネを鍛えるためのトレーニングで、移動力の要です。
さらに、「ジャンピングスクワット」では、足の力を上体につなげる優秀なトレーニングです。
カーフレイズはふくらはぎのトレーニングですが、この動きの中で「つま先立ち」を続けるのが肝心です。
足場の悪い場所で、ずっと踏ん張っているためには、つま先立ちを支える筋力が不可欠です。
基礎ができたら応用へ 指先を鍛えよう
。
今度は、「指のホールド」についての紹介です。
実は、上級になるほど指の力が重要になってきます。
足と比べて非力な指ですが、しっかり握れるほどのホールドばかりとは限らないわけです。
トレーニング法としては、自宅の壁などに「メトリウスのロックリングス」を打ちこむなどがあります。
しかし、ハードルが高い場合はジムにある懸垂マシーンのバーを指先だけでホールドして懸垂を行うというものが
あります。
この場合、身体は常にぶら下がっているので、指を大幅に鍛えこむことができます。
メニューを組む時は、こうしたトレーニングの後で、競技のトレーニングを行うようにするとよいでしょう。