ホールドと呼ばれる突起を掴んだり、足をかけたりしてクライミングするボルダリングが今人気です。
うまくなるための効率的なトレーニングは懸垂、実践どちらを優先したらよいでしょうか?
道具などを使わずに自分の手足だけで大きい岩を登るスポーツがボルダリングです。専用の施設なども最近では出てきており、人気のスポーツです。
ボルダリングをやる上で効率的に練習をするには筋力トレーニングや懸垂をするのがいいのか、実践をすればいいのか。どちらがいいのかを紹介していきます。
体幹を鍛える
初心者がいきなりボルダリングをやろうと思っても無理な話です。ちょっと運動出来るからといって簡単には出来ないので、まずは全身の筋肉を鍛えることを優先した方がいいです。
まずは、体幹を鍛えることです。ボルダリングは手や足、背中といった全身の筋肉を使います。体の軸がブレて必要以上に手足の筋肉に負担になるのを避けるようにするには体幹を鍛えなくてはなりません。体幹を鍛えることにより、手足の無駄な力を使わずに姿勢を維持しながらバランスを保つことが出来ます。
トレーニング方法として有名なのが「ブランク」、床にうつ伏せに寝ます。両肘を90度に曲げ上体を起こすのですが、その際に足から背中にかけて直線になるようにします。それを最初は30秒でもいいので行って下さい。慣れてくれば1分、2分と時間を延ばしていきましょう。
指の力をつける
ボルタリングは岩などの窪みに指を引っ掛け体を持ち上げなくてはいけない場面が多いのでこれは必須の練習です。水や砂をペットボトルに入れ、それを指の力で上げたり下げたりします。これを1本づつ全部の指を使い鍛えましょう。
鍛えれば持てるホールドが増え、長い時間ぶら下がっていることも可能になります。
広背筋を鍛える
背中の筋肉を鍛えるのも大事です。指の力だけでは体が持ち上がるのにも限界があります。広背筋を鍛えるには懸垂が1番です。自宅に懸垂バーがない場合は近くの学校やジムに懸垂が出来る鉄棒などがあるのでそこで鍛えましょう。
鉄棒にぶら下がったら勢いはつけずにゆっくりでもいいので顎が鉄棒につくぐらいまでになれるといいです。
実践
今までの筋トレの効果を活かす為に今度は実践です。いきなり岩に挑戦するよりも専門の施設などで行うといいでしょう。初回では上手くいかなくて当然かもしれませんが、上ってみて次の日に筋肉痛になる部分があるのなら、そこの筋肉を再度鍛えてから挑戦してみるといいです。
実践では指や足をどこにかければいいのかなど知識や判断力も身についてきます。
まとめ
ボルダリングを始めるとしたらまずは、自分の筋力がどの程度なのかを知り、鍛えてから実践をすれば怪我の防止にもなるので、筋トレから始めてみて下さい。