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スキーのお手入れ「リムーバー」使わない方が良いの?正しい使い方は?

お手入れ用品を購入する際に、「スキーの後必ずリムーバーで汚れを落とすように」と説明を受けたけど、ネットなどを見ると、あまりリムーバーを使うのは良くないという記事が。なぜ?どうしたら?という疑問にお答えします。

何故あまり使わない方が良いの?

リムーバーには、シンナーなどの有機溶剤が含まれているため、これまで丁寧に塗って作り上げたベースのワックスまで、簡単に消えてしまうだけでなく、この有機溶剤は、ポリエチレンを溶かすほどの物なので、ソールまで溶かす恐れがあるんです。しかし、ソールの汚れは、滑走性が悪くなる原因になりますので、しっかり落とす必要があります。ワックスだけで汚れを落とすのは限界がありますので、やはりリムーバーは必要になってきます。

では、どのタイミングで使うの?

一言で言えば、「汚れが気になったら」です。気にならない程度の汚れなら、ワックスで充分です。ワックスの性質上、ワックスを塗ってしばらくすると汚れが浮いてきます。その汚れをペーパーなどで吸い取るか、ワックスが固まった後に、スクレーパーで削ることで、充分綺麗になります。ですので、「汚れが気になる」「スキーシーズン最後に綺麗にして収納しておきたい」という時だけで良いでしょう。ちなみに、拭き取る時に、ティッシュやタオルを使うと説明しているのをよく目にしますが、それでは毛羽などが付着してしまいますので、いらなくなったTシャツ(ウェス)やキッチンペーパーなど、毛羽立たず、丈夫な物を使うようにしましょう。

リムーバーを使う際の注意点

先ほども説明しましたが、リムーバーにはシンナーなどの有機溶剤が含まれており、揮発の際に発生するガスには有毒性がありますし、ニオイもキツく、呼吸困難になってしまう危険性もありますので、屋外で使用しましょう。リムーバーは、揮発性の高低がありますので、汚れの程度や、使用する環境に合うものを選ぶと良いでしょう。そして、せっかく使うなら、1回でしっかり汚れを落とした方がいいので、躊躇なく使い、しっかり乾かしたら、すぐにワックスを塗って仕上げてください。これで、心地よい滑走でスキーを堪能できるはずです♪

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