お盆はご先祖様を祀る行事として全国で行われていますが、これらは当然日本特有のもので英語圏にはない行事です。もし、お盆を英語で説明しなければならないとき、我々はどのように説明すればいいのでしょうか?
お盆を英語で言う場合
お盆を英語で言うのに色々と難しい単語を思い浮かべた方もいるかも知れませんが、答えは簡単で「Obon」が正解です。SamuraiやNinjaなど、日本特有の文化のものを英語でいう場合は外来語扱いになり、そのままの言葉を当てはめることが普通なのです。
外国人に説明する場合伝えたいこと
英語の単語としてはObonなのですが、それをそのまま言ったからといってお盆そのものをそのまま理解してもらえるわけではありません。外国人がWhat is Obon?となってしまった場合伝えるべき事は、祖霊を迎える行事であることと、多くの日本人が休みをとる期間であることを理解してもらう必要があるでしょう。
祖霊を迎える行事である事を説明する場合
英語圏でお盆についての説明をする場合、ハロウィンやイースター祭を引き合いに出す良いでしょう。どちらも死者を祀るという点で共通していますので、文化的な意味合いを伝えやすいはずです。
多くの企業が休みをとることを説明する場合
多くの企業は日本国内だけでなく世界的に取引を行っているので、海外とやり取りをしている方も少なくないでしょう。その際に、先方がお盆についての知識が無かった場合、多くの企業が休みであることを伝えなくてはなりませんね。
具体的な言い方はどうすればいいの?
ここからは具体的にはweblioに掲載されている例文から幾つか紹介していきましょう。My colleague took Obon vacation.私の同僚はお盆休みをとります。
企業への説明の際の例文
Most companies throughout Japan have their holidays, known as the Obon holidays, during August, regardless of the local Bon festival period.企業の業務が休みとなる、いわゆるお盆休みは、その土地のお盆の期間に関わらず、日本全国どこでも8月中に行われるのが一般的である。
文化的な意味合いを説明する場合①
Obon is a Buddhist event occurring from the 13th to 16th of August to hold a memorial service to the spirits of ancestors.
お盆は8月13日から16日に行われる仏教行事で、先祖の霊を供養するものです。
文化的な意味合いを説明する場合②
This ‘Obon’, as well as being a religious event to commemorate the souls of ancestors, has the air of a national holiday, with many people traveling around the country and, for those not aware of Buddhist practices, the Obon around August 15th is just a summer vacation, though most people throughout the country maintain the tradition of visting family graves.祖先の霊を祭る宗教行事だけではなく、国民的な休暇、民族移動の時期としての「お盆」としての側面があり、仏教的生活習慣を意識していない場合にはお盆(旧盆)は単なる夏休みになっているが、全国的に大多数の人が墓参りをするのが恒例である。祖先の霊を祭る宗教行事だけではなく、国民的な休暇、民族移動の時期としての「お盆」としての側面があり、仏教的生活習慣を意識していない場合にはお盆(旧盆)は単なる夏休みになっているが、全国的に大多数の人が墓参りをするのが恒例である。
しっかりと説明できるように
このようにお盆は外国の文化にはあまり馴染みが無いものなので、一から説明する必要がある場合も少なくありません。普段から外国の人と交流がある人は英語でしっかりと説明できるようにしておくといいかもしれません。