初めてスノーボードを購入する人は、板やブーツ、ウェアなど費用がかさんでしまいます。そこで目がいくのは中古品ですが、買う際には色々と注意が必要です。今回はそんな中古・新品のスノーボードの買い物術をご紹介します。
スノーボードの中古品の怖さ
通販サイトなどで中古のスノーボードなどを見ると、商品によっては20,000円以下で購入できる商品もあるなど、非常に安いのが魅力です。ただ、実は中古品にはちょっとした怖さが存在します。その怖さは、「スノーボードの寿命」と「スノーボードの傷み」の2つに分けられます。
中古品の怖さ①スノーボードの寿命
スノーボードの寿命がどのくらいか、ご存知でしょうか。一般的にスノーボードの寿命は、30日〜50日と言われています。想像以上に短く感じてしまいますが、実際1シーズンに10回滑りに行ったなら、大体3年〜5年使える計算になります。中古品はすでに使ったスノーボードがほとんどですから、実際に何度滑りに行ったのかは非常に重要です。もちろんメンテナンスでもっと長く使う事は可能ですが、あまり手入れをしていなかった場合、そのメンテナンスに費用がかかってしまうこともあります。
中古品の怖さ②スノーボードの傷み
もう1つ、中古品のスノーボードの怖さは、ソール部分が上に反り返った「コンケープ」と呼ばれる状態にあることです。この状態にあると、通常の滑りは非常に難しくなってしまう場合があります。こうなってしまうとメンテナンスが必要になるので、さらに余計な出費がかかってしまいます。一応店頭などで見分ける手段もありますが、それも含めて初心者には手が出しにくいボードでしょう。
中古品をメンテナンスの練習台にする
色々と障害の多い中古品のスノーボードですが、例えばボード中級者〜上級者が、自分の持っているボードのメンテナンスの練習台として中古品のボードを使うといった使い方をする場合があります。比較的安価で手に入りやすい中古のボードは、練習にはちょうどいいのかもしれません。
中古品よりセット商品が安い場合も
中古品と新品どちらかを買うかという選択肢の場合、大きな存在なのが「セット商品」の存在です。スノーボード・バインディングの2点や、この2つにブーツを加えた3点セットのスノーボードは、ものによっては20,000円を下回る場合も多くあります。その結果、中古品を買うよりも帰って安価で手に入る可能性が高いのが、こうしたセット商品の存在です。
おすすめのスノーボード①zuma
こうしたセット商品の中でも脅威的な安さを誇るのがzumaです。zumaは先ほど紹介したボード・バインディング・ブーツの3点セットで、物によっては20,000円を下回るという非常に安価で手に入ります。そして実はこのzuma、スキー場のレンタルショップでもよく使用されていることが多いメーカーです。性能はそこそこですが最高のコストパフォーマンスを持っているので、初めてスノーボードを買う人、お試しで使ってみたい人にオススメです。
おすすめのスノーボード②SPOON
もう1つ紹介した格安のスノーボードメーカーがSPOONです。こちらもスノーボードの板が15,000円前後で買えるなど、非常にコストパフォーマンスが良いのが特徴です。中には店頭のバーゲンなどで1枚5,000円程度で買えてしまうという破格の時もあるなど、複数枚揃えられてしまうほどの値段です。また、滑りに関しても機能面で問題はないので、ある程度滑ってこだわりが出てくるまでの期間に使うボードとして十分な性能を持っているメーカーです。
スノーボードのレンタルという手段もアリ
そのほか、スノーボードを買うのではなくスキー場のレンタルショップで借りる、という手もアリです。スキーツアーにはこうしたレンタルも含めたプランなども用意されています。レンタルの良いところは何と言っても買わずに済むので安上がりなところと、移動時に荷物がかさばらない点です。シーズンに1回こっきりといった初心者の方はレンタルでも十分でしょう。一方デメリットと言えば、自分でボードを買って練習するのと違い、毎回違うボードに乗ることになるため、上達は遅れてしまうことにあります。自分が何回スキー場に行くのかも踏まえて選択すると良いでしょう。
スノーボードは中古も新品も安く買える
近年は様々なセット商品やアウトレット商品が出てきた影響で、新品でも中古並み、あるいはそれ以上に安く買えてしまうようになりました。中古品には安価であるメリット以上に様々なデメリットがあるので、購入には十分注意しましょう。