錦織選手の活躍で大盛り上がりのテニス界ですが多くの大会が世界で開かれています。そこでよく耳にする四大大会ですがテニスの四大大会ってどんな大会のことを言うのでしょうか。
テニスのプロは多くの大会にでる
テニスのプロ選手は多くの大会に出て賞金の獲得を目指します。もちろんより多くの大会で優勝すれば賞金がたくさんもらえて収入が高くなりますよね。賞金の額も大会によって全然変わってきます。その多くの大会の中で上位に立つ大会が四大大会になります。多くの選手が賞金の獲得と名声を得るために四大大会での優勝を目指して日々の練習を行います。四大大会での優勝はまさにテニスの世界トップの選手という呼び名を得ることができます。
四大大会の四ってどの大会?
国際テニス連盟が定めた四つの大会を男子女子両方で四大大会と呼ばれます。1月から8月にかけて四つの大会がそれぞれの国で行われます。もちろん賞金の額も他の大会より多く、優勝目指して多くの選手が出場しています。さらに何十年も続く大会でもあり紳士のスポーツとしてそれぞれに多くのルールや伝統がある大会となっています。
新年とともに幕あけの全豪
テニス界で一年の中で一番早く始まる大会がオーストラリアで開かれる全豪オープンです。これは四大大会の一つとして多くの有名選手が出場する大会でもあります。全豪オープンは100年以上の歴史がある伝統の大会です。オーストラリアで開かれるためヨーロッパ出身の選手が多いテニス界では時差の調整や気候の違いにより強豪選手が敗退することも珍しくなく番狂わせが起こりやすい大会としても有名です。
コートに特徴がある全仏オープン
テニスの四大大会の中で一番テニスコートに特徴があるのが全仏オープンです。全豪オープンに続いて5月に行われる大会は名前の通りフランスで行われる大会です。全仏オープンでは他のテニスの大会でメジャーなハードコートではなく赤土を使用したクレーコートで試合が行われます。錦織選手などが得意なコートでもあります。通常のコートに比べてバウンドが全くちがく向き不向きがあるコートと呼べるでしょう。こちらも全豪オープンのように選手の向き不向きで勝敗が全く変わってくるので番狂わせが起こりやすい大会になっています。また大会の日程が15日にわたっていて調整の難しい面もあるので強豪選手が初戦で敗退してしまうということも十分にあり得ると言えるでしょう。
テニスで一番有名なウィンブルドン
テニスの世界大会で最も有名と言えるのがイギリスで行われるウィンブルドン選手権でしょう。四大大会のなかでも一番有名でテニスをする人なら一度は誰もが憧れる大会です。松岡修造選手がウィンブルドンで大活躍したのを知っているという人も多いでしょう。イギリスで開かれるこの大会は1800年代後半から開かれていてとても由緒ある大会です。そのため優勝賞金も3億円ほどあちとても大きな大会になっています。
伝統ゆえのルールがあるウィンブルドン
ウィンブルドン選手権では長く守られているルールがあります。伝統のあるイギリス最大のスポーツイベントですからもちろん知っている人もいるかもしれません。ウィンブルドンに出場する選手はウェアを白にしなければいけないというルールです。これは初代の優勝者のウェアが全身白であったことに由来します。それ以来試合のみならず練習でも白のウェアを着ることが義務付けられてきました。白のウェアを着ないで出場した選手が審判から注意を受けるということもしばしばあります。
四大大会の最後に行われる全米オープン
テニスの四大大会の最後におこなわれる大会として全米オープンがあります。試合会場はもちろんアメリカです。こちちらも他の大会と同じように1800年代後半から開かれている大会で長い歴史と伝統があります。真夏のアメリカを舞台に行われるこの大会は猛暑の影響をとても受けやすく暑さで途中棄権する選手が多く出ることでも有名です。
グランドスラムを目指して大会に出場する
テニス界ではこの有名な四大大会のすべての優勝を目指して練習に励んでいます。年間の四大大会すべてを優勝することをグランドスラムといい男子のシングルスでは2人、女子のシングルスでは3人が達成しています。四大大会のレベルは毎年上がっておりどんどんと達成が難しくなっていますがトッププロたちはいつかはグランドスラムを達成することを目標にしています。
テニスシーズン開幕!
1月になりいよいよテニスシーズンが開幕しました。まずは現在行われている全豪オープンです。世界のトッププレーヤーが優勝を目指し戦っています。これから夏まで四大大会が続きますので目が離せませんね。