バスケには大まかに言って5つのポジションがありますが、その5ポジションの中でゴール前に立ちはだかる大黒柱と言われているのが「センター」。では、バスケのセンターとは具体的にどのようなポジションなのでしょうか。
シュート時の動きの練習
シュート時の練習では、ボールを受けてから向き直すときのターンのパターンを覚えることが必要。ターンには大きく分けて2種類あり、その内容は以下の通りです。バックターン・・ターン時の軸足の反対方向からゴール内側に体を向けるターン。ターン時に相手ディフェンスと向き合うことになるので、ボールカットされないよう相手の位置に目を配る必要がある。相手との間があり距離を詰めるときに使用。フロントターン・・ターン時の軸足の反対方向からゴール外側に体を向けるターン。相手が近くにいて、振り向いてすぐにシュートなどのアクションを起こしたいときに使用する。ターンはディフェンスとの距離に応じて使い分けできるようにしておきましょう。
NBAでは花形ポジション
バスケの世界最高峰「NBA」においては、花形ポジションとして有名です。古くはボストン・セルティックスで活躍したビル・ラッセル、フィラデルフィア・76ersなどで活躍したウィルト・チェンバレンが名センターとして殿堂入り。その後シャキール・オニール、現役ではドワイト・ハワードやディアンドレ・ジョーダンといった選手が屈指のセンターとして活躍を見せています。
日本人にとっては難しいポジション?
高身長や強靭なフィジカルが必要なバスケのセンターは、小柄な日本人選手にとって難しいポジションと言われています。しかし体が大きくない選手はスピードを駆使し、ピボットやジャブステップ、レイアップといったテクニックを盛り込んで勝負するという手があります。日本バスケの世界的飛躍のためには、センターの有望株登場が求められていますから、日本人ならではの特徴を生かしたプレーで新境地を開いていくのも良いのかもしれません。
ポジションを固定しないことがある
近年のバスケでは、選手がポジションチェンジしながら動くことも多くあります。センターの選手にもその傾向がありフォワードを務めることもあれば、他の選手もセンターを務める「複数センター」になることも。他には外に開いてシュートを狙う新スタイルのセンターが増えるなど、ポジション像は次第に変化してきています。
センターの完成度がチームの行方を左右する
バスケのセンターは、選手の完成度がチームの行方を左右するほどの重要ポジション。センターがしっかりしているチームは必ず強くなると言われているので、務める選手の責任は重大でしょう。センターを務めている選手は、完成度の高いプレーでチームを引っ張っていけると良いですね!