ボーリングで、ストライクを3回連続で出すことを、「ターキー」と言います。2回連続ストライクの場合は「ダブル」、4回連続ストライクの場合は「フォース」と数字で呼ぶのに対し、なぜ、3回連続の場合は「ターキー」というのでしょうか?
今回は「ターキー」の由来について調べてみました。
ターキーの由来
ターキーとは、『トルコ』を指していう英語、「Tuekey(ターキー)」からきています。ターキーと言えば、七面鳥という意味ですが、トルコは七面鳥の原産国ではありません。
当時のヨーロッパは、東方から入ってきたものは、すべて「ターキー(トルコ)」と呼び、他から入ってきたホロホロ鳥のことも、「ターキークック(トルコ鶏)」と呼んでいたのが語源です。
なぜ、ボーリング用語でターキー?
ボーリングで、3回連続でストライクを取ることをターキーと呼ぶ由来は、諸説あるようですが、当時アメリカの食卓では、七面鳥が御馳走とされていて、またボーリングも盛んであったことから、賭けの商品として、3回連続でストライクを出した客に、七面鳥を振舞っていたからとする説があります。
また、古くより、アメリカと七面鳥は、深いつながりがある食材で、開拓時代にはネイティブアメリカンと移民を繋ぐ重要な食材でもありました。そして、ネイティブアメリカンが3羽の七面鳥を一本の矢で射止めたことが由来であるという説もあるようです。
ボーリングのターキーの点数は何点?
ターキーは、ストライクを3回続けてとった場合のことをいいますが、少し特殊な計算がされます。1フレーム目の計算の場合は、1つ10点、3フレームまで3回ストライクで、1フレームの最高スコアは、10+10+10=30点が加算されます。
例えば、ストライク・3ピン・ガターであった場合は、10+3+0=13点が1投目のフレームに入るということです。ストライクが出た場合は、次の2投分には10点を加算するのですが、スペアが出た場合には、次の1投分にのみ、10点のみが足されます。
1ゲームは最高300点なので、その数字に近い点数ほど、高得点というわけですね。
ターキーのほかはなんて呼び方なの?
ボーリングの呼び方は、ターキー以外は案外数字に関連した呼び方で分かりやすいです。2回連続→ダブル、4回連続→フォース、5回連続→フィフス、6回連続→シックスパック、7回連続→セブンパック、8回連続→エイトパック、9回連続→ナインススロー、10回連続→テンススローという呼び方をします。
まとめ
いかがでしたか。今回はボーリングでの「ターキー」の語源の由来についてご紹介しました。みなさんも「ターキー」を狙ってボーリングを楽しんでくださいね。