日程調整サービス『調整さん』が運営する新しいメディア

【ボウリング】ローダウンという投げ方はどんなもの?

ボウリングのボールは回転数により曲がり方が強くなりますが、最近では高い回転数での投げ方として「ローダウン投法」と呼ばれるものが人気が高いものとなっています。どんなものなのでしょうか?

【ボウリング】ローダウンという投げ方はどんなもの?

ボウリングの投げ方には、「ストレート」、「カーブ」、「フック」、「バックアップ」と4種類の投球方法があり、それぞれピンへ向かうまでの軌道が違います。特にストライクをとる確率をあげるためには、カーブ(弧を大きく描きながらピンに向かって曲がる)やフック(途中までは直線でピンの手前で曲がる)といった曲がる投法が、必要となってきます。

ボウリングは、ボールの回転数が強い程、強く曲がりますが、最近さらに回転数を高める投げ方「ローダウン投法」と呼ばれる投げ方が、日本でも人気が出てきています。

ローダウン投法?聞いたことがない方も多いと思いますので、今回はこの「ローダウン投法」について調べてみました。

ローダウン投法とは

ローダウン投法とは、アメリカのプロボウラーや世界の大会に上位に進出しているような選手の多くが採用している投げ方で、高速回転のボールを投げるためのリリース技術です。リリースするときのポーズが、フリスビーを投げるときのポーズにいていることから、このような呼び名になったとも言われていますが、ローダウンという言葉は、アメリカから来たわけではなく、和製英語だそうです。

手首を柔軟に使うことで、驚異的な回転数を出すことが出来ますが、ボールを抱え込むため、相当の手首の力が必要となりますので、怪我や故障のないよう、無理な投法はしないように気を付けましょう。また、リスタイ(手首の固定具)をつけていると、投げることができないので、十分気を付けながら素手で投げるようにしましょう。

また、ローダウン投法は、かなり難易度の高い投げ方なので、ボウリング初心者の方は避けた方がいいとされています。

ローダウンでの投げ方

普通の投げ方では、肘や手首は曲げないのが鉄則ですが、ローダウンの場合は、リリースの前まで肘や手首を内側に折り曲げて、ボールを抱え込みます。そして、ボールが体の真横に来た瞬間に、肘を伸ばし、手首を外側に折ることで、親指が真下を向き、強制的に親指を抜きます。ボールを下へこぼすような感覚です。

手首の動きとしては、フリスビーを投げるときを意識してもらうとわかりやすいかと思います。親指が抜けた後は、中指と薬指ひっかかる感覚を持ちながら、前へ押します。その後、手首を返した反動でスナップを利かせて、ハンドスピードをあげるのが、ローダウンの投げ方です。

ローダウンを投げるときのポイント

実践する上で、おさえておきたいポイントとして、プッシュアウェィからリリースまで、力まず余計な力は入れないようにしましょう。また、回転数を上げるためには通常の投げ方とは違い、ボールの表面をより長くなでるような投げ方を意識し、リリース時は、ボールを前、そして下へ放るようなイメージで投げるのがポイントです。

ローダウン投法のメリット・デメリット

メリットとしては、ピンに対する入射角が大きくなり、また回転数も高く勢いがあるので、ピンアクションが大きくなりストライクの確立が高くなりますし、オイリーなレーンでもオイルに負けにくいです。また、リリース時からの姿勢やボールの勢いなど、見た目的にも派手さがあり、観客を圧巻させるものです。ですが、コントロールが難しく、回転を意識しすぎて、リリースするタイミングがばらつきやすかったり、手首にかなり負担がかかるため、怪我や故障といった危険性も高いのがデメリットといえます。

ローダウンの練習方法

まずは動画を見てイメージをつかむ

難しいとされているローダウン投法は、やはりかなりの練習量が必要になります。が、がむしゃらに練習をしても意味がありません。まず初めにやることは、ローダウン投法の投げ方の動画を見て勉強することです。文字や写真を見るだけでは、イメージがつきにくいですし、独学でやろうとしたら、変な癖がついたり手首を痛めてしまう可能性があるので、実際に投げている上達者の投げ方を見ることが大切です。身近にローダウンを投げられる人がいるなら、その人に教えてもらってもいいと思います。

ハンドボールを使って練習する

ボウリングのボールではなく、ハンドボールなどを使って手のひらを使う感覚を覚えるのも効果的です。どのタイミングで手首を折って指を抜くのか、拳でなでる感覚を意識しながら、前後に振ってみましょう。実際にボールを投げてみて、どれくらい回転させられるかやってみてもいいと思います。

実際にボールを使って練習する

実際にボールを使って、ボールを抱え込み、そこから肘を伸ばして手首を外側に折って回転をかけるという一連の動きを練習をするのもいいと思います。その練習は、マイボールがある方は、家で下に布団やクッションを敷いてやってみてもいいかもしれません。

助走をつけずに練習する

初めから、助走もあわせてすべての工程を一度に練習しようとすると、返って感覚がつかめにくくなってしまうので、まずは手の動きだけを練習した方がいいでしょう。まずは、左手でボールを支えながら、リリースまでの一連の流れを練習し、次に左手の支えをなくし、徐々に実践での投球に近づけていくことをおすすめします。

まとめ

ローダウン投法は、投げるのが難しいとされていますが、修得すればメリットもかなり大きいです。無理をせず、練習を重ね、ローダウン投法を習得したあかつきには、会場を「わぁっ!」と驚かせましょう!

この記事を読んだ方はこんな記事も読んでいます