テニスの若きプレイヤー錦織選手は着々と世界ランクをあげ、世界を相手に堂々とした試合を見せてくれます。そんな錦織選手が昨年出場した、ATPワールドツアー・ファイナルの決勝戦を楽しみにしていた方も多かったはずです。そのときのこともふまえて、テニス用語である”デフォ”についてまとめてみました。
デフォの語源デフォルトの意味
デフォの語源は英語のデフォルト(default)からきています。デフォルトは何もしないこと、あるいは成すべきことが成されないことを意味します。よってテニスでは棄権を意味し、選手の不参加であることを指しているのです。イギリス発祥のテニスなので、語源はそもそも英語のものが多いみたいですが和製英語も多く、すでにデフォは日本語といっても過言ではなさそうです。
デフォの使われ方
前述したATPワールドツアー・ファイナルの決勝戦ですが、ネットを探してもどこにも記事が見当たらずなぜだろうと思っていました。それもそのはず、決勝ではジョコビッチ選手vsフェデラー選手が試合をするはずだったのですが、”W.O”によりジョコビッチ選手が優勝となっていました。この”W.O”もデフォのひとつです。以前は、不戦勝すべてを”デフォ”としていたのですが原因別に次の3つで表記されるようになりました。
W.O、WO、W/O(Walk Over)・・・試合時間に相手が遅刻し、不戦勝になった場合
RET(Retired)・・・相手が体力の消耗やケガなどにより試合の続行ができなくなり勝つ場合
DEF(Default)・・・相手がルール違反やペナルティなどにより失格して勝つ場合
よって昨年のツアー・ファイナルの決勝は、フェデラー選手が試合にでられなかったためジョコビッチ選手の不戦勝優勝となったようです。
まとめ
今年のツアー・ファイナルもぜひ錦織選手に出場してもらい、決勝までを楽しみに観戦したいなと思います。