サーブには「フラット」「スライス」「スピン」があります。それぞれに上達するポイントがあるのでご紹介します。
まっすぐにフラットに当てるフラットサービス
ポイントは手首と前腕の回内です。最初にラケットエッジがボールに向かい、その後手首を回内させてラケット面をフラットにボールを当てて、インパクト後もさらに回内を続けラケット面を返します。
振り出しからフォロースルーまでの間にラケットは180度回転することになります。この動作を行わないと、威力のないサービスになってしまいます。
安定したトスを行うには、反復練習が重要です。トスの練習はボールを打たなくてもいいので、家の中でもできます。たとえば天井に付けた印に向かって何度も投げ上げてみましょう。
時計の2時の方向にラケットを振るスライスサービス
インパクトをフラットよりやや右側の前方で行います。ボールの後ろを右側にこするようなイメージです。ただし、ラケット面でボールをこねるようにするなど小手先でのスライスは禁物。変な癖もついてしまいます。
コンチネンタル・グリップでトスアップをフラットサービスの時より右にして打つと、自然にスライス回転になります。もしスライスがかかりにくいときには、体のひねりが遅いのかもしれません。スタンスをフラットのときよりも少し開いて打つとスライスをかける感覚が分かるでしょう。
時計の1時の方向にラケットを振るスピンサービス
スピンサーブはトスを頭上に上げて、ボールを下からこすり上げるサーブです。確実性が要求されるセカンドサービスに利用できるのですが、初心者にとってはマスターするのには難しいテクニックです。
バックスイングの時に、ラケットで背中をかくような動作を覚えましょう。壁に近づいて背中を向け、スイング練習するとよいでしょう。ラケットが壁に当たらないようになれば、スピンサービスのフォームがマスターできているということです。