テニスラケットに巻くグリップテープは、汗吸収・滑り止め効果・デザイン性などを目的としたアイテムになります。特に大きな効果として滑り止め効果があります。グリップテープが汚れてしまった場合は、滑り止めの効果も薄れていき本来のグリップテープの性能を活かすことができませんので、巻き替える合図となります。
ここでは、グリップの種類と正しい巻き方についてお伝えしていきます。
グリップテープの種類
テニスラケットに巻くグリップテープには大きく分けて「アンダーグリップ」と「オーバーグリップ」の2種類があります。アンダーグリップとはテニスラケットに直に張り付けるグリップとなり、元グリップとも呼びます。オーバーグリップとは、アンダーグリップの保護的な役割があり、アンダーグリップの上に巻きつけるグリップテープです。グリップテープの巻き替えとはオーバーグリップを指します。
オーバーグリップの中には、ドライタイプとウェットタイプがあります。ドライタイプはさらさらした触り心地のグリップテープであるのに対し、ウェットタイプは少し張り付くような触り心地のグリップテープとなります。どちらを選ぶかは好みによるところが大きいですが、基本的には手汗が多い方は汗を吸収してグリップ力が上がるドライタイプを選ぶと良いでしょう。
グリップテープを巻き替えるタイミングと用意するもの
グリップテープを巻き替えるタイミングは、ずばりグリップ力がなくなった時です。もったいないからといってグリップテープを変えないまま使用し続けると打球時に滑ってしまいテニスラケットの面が安定せず、テニスのプレーにも大きな影響が出てきます。グリップテープは消耗品なので、こまめな巻き替えが重要になります。
グリップテープを巻き替える際に用意するものは、はさみのみです。グリップテープを巻く際に余った部分をカットするために使用しますが、中にはうまいことグリップテープを巻いていきカットをしない人もいます。見た目が気になる方は、ぜひカットするためのはさみを用意しましょう。
グリップテープの巻き方
- グリップテープについている保護テープをはがします。
- グリップテープの両端を見ると、片方だけ細くなっている部分がありますので、細くなっている方についている両面テープのカバーを外します。
- グリップテープはグリップエンドから巻きます。グリップテープの細い部分をグリップエンドに張り付けましょう。
- グリップを巻いていきます。グリップエンドの部分は少し太くなっているため、グリップテープを引っ張りながら巻くのがポイントです。
- 後は元グリップに沿って、丁寧に巻き上げます。
- グリップテープを巻き終えた際、余った部分ははさみで斜めにカットをします。
- 最後に付属されているテープを綺麗に巻き付けて完了です。
まとめ
グリップテープは消耗品のため、頻繁に巻き替える機会が訪れます。そのたびに自分でグリップテープを巻くことができれば、常にグリップ力のある状態でテニスをプレーすることができ、技術向上にもつながります。
人頼みだとタイミングが合わないこともあるかと思いますので、ぜひ自身でグリップテープを巻き替えることをおすすめします。