スペアとは
ボウリングでのスペアとは、1投目で倒しきれなかった残りのピンを、2投目で全て倒すことです。英語で書く場合は「spare」となり、直訳するならば1投目に対する「予備」となります。予備であるスペアも失敗してしまうと、ミスとなってしまいます。通常、ボウリングのスコアは1から10のフレーム毎に区切られてあり、各フレームごとに1投目と2投目のためにさらに区切りがあります。そして、投げる毎に倒した数字をスコアに書きこんでいくのですが、スペアの場合は倒したピンの数字ではなく、スペアマークの「/」となります。そして、スペアを狙う場合の1投目で残ったピンが離れており、ピンの間隔が1ピン以上空いてしまった場合には、1投目の数字を丸で囲むスプリットというマークも必要になります。これは、次のスペアを取るのが難しいピンの残り方をした、というマークです。
スペアのスコア
スペアを取った時のスコアは、ボーナスとして、次の一投で倒した数に10を加算した数字になります。その為、次の1投を投げるまではスコアが確定されません。簡単にいうと、スペアを取ると「10+○」となります。ピンの本数以上の得点が入るため、ボウリングのスコアを上げるためには、このスペアのボーナスを取る事がとても重要になります。ですが、このボーナスは最終である10フレームの2投目には適用されません。
そして、珍しいスペアを出したゲームに対しては、面白い呼び名がつけられています。全てのフレームにおいて、1投目でピンを9本倒し、2投目でスペアを取ることを「ナインスペアゲーム」と呼びます。また、ストライクとスペアを交互に出してゲームを終えることは「ダッチマン」と呼ばれていて、この二つのゲーム内容は、全てをストライクで終えるパーフェクトゲームよりも珍しいゲームだと言われます。もし、珍しいスコア内容のゲームが出来た場合は、記念に残しておくと良いでしょう。