バドミントンをする中で一番重要とされているのが何かを知っていますか。それはフットワークだとされています。自分に合ったラケットを使うことや機能性の高いシューズを履くことはもちろん大切なことではあります。
しかしいくら良いラケットやシューズを使用していたとしても、シャトルに触ることができなければ返球することはできないのです。一度でも多く返球できるようにするためにはフットワークの練習を取り入れることはとても大切になります。
そこで実際に使えるフットワークの練習メニューを紹介していきます。
4点フットワークによる基礎練習強化
このフットワークの練習では、前方フォア、前方バック、後方フォア、後方バック、これら4点のバドミントンの基本の足の動きを体に覚えさせるものになります。
まずはコートの中心に立ち、前方フォア側へステップしながら動き、素振りをしたらバックステップでコート中心へ戻ります。残り各3箇所も同様に行い、全4箇所を終えて1セットになります。
自分に合った足のか運び方や歩幅を考えて行うことで、より良いフットワークになっていきます。実践練習や試合ではシャトルを打つことに意識が向いてしまいます。そのため足元の動き、すなわちフットワークが疎かになってしまうことが多いのです。なので無意識のうちに良いフットワークができるように、シャトルを打たずに、足元の動きだけに集中できるフットワークの練習が大切になります。
ウォーミングアップの一環として、シャトルを打つ前に動きの確認をする時間として練習メニューに取り入れることをお勧めします。
シャトル倒し
上記で述べたフットワーク練習でスムーズに動けるようになってきたら、素早く動けるようになることを考えていく必要があります。
実践でのラリーは何回も続くので一回返球するだけでなく、返球したらコートの中心に戻り、また瞬時に次の返球をしなくてはなりません。そこでこのシャトル倒しという練習になります。
先程の4点フットワークの各箇所にシャトルを5つ置き、全シャトルを手で倒しながらフットワーク練習を5セット行うものになります。5セット終了地点でのタイムを計測することでフットワークのスピード向上を図る練習メニューになります。自分自身の記録更新を目指したり、仲間とタイムを競い合うことで、いつの間にかシャトルに足が届くようになるというものです。
仲間とも楽しみながらできるので、部活などの練習にお勧めです。
指示出しフットワーク
4点フットワークとシャトル倒しによって基礎的な動きとスピードが身に付いたら、実際にラリーや試合で使えるものにしなくてはなりません。
そこで4点フットワーク練習に指示者を付けて行う練習メニューがあります。まず選手はコートの中心にスタンバイします。次に指示者は4点の中から適当に1点を選び指示を出します。選手はその指示の通りに動きまたコートの中心に戻り、また次という形で進めていきます。回数を決めるか時間を設けるかして行うのがよいでしょう。
決められたルーティンの中ではない状況下での練習が実践での環境に似ているため、ここでスムーズに動けることがバドミントン上達に近づく大きなものとなるでしょう。それと同時にこの練習では、急な切り返しが生まれてくるので足腰への負担も増えることによる筋力アップも期待できます。
まとめ
バドミントンは競技の中でも激しいものだと言われています。なのでトレーニングも過酷になることだと思います。なので一人で行うよりも仲間と一緒に楽しみながら行うことを考えてみても良いでしょう。
仲間と共に成長していけるような環境作りをして、フットワーク向上を目指してみてください。