テニスをやりたいけれども、握力が弱いからと言って諦めるのはもったいない!世界のトップレベルのサーブを受けるのなら話は別ですが。対策はいくらでもありますので、安心してください!
握力は強い方が良いが一番重要ではない
テニスでは握力の強い方がスピードが速くて、パワーのあるショットが打てると思い込んではいませんか?握力を鍛えるためのハンドグリップやテニスボールをニギニギして、トレーニングをしている様子を見聞きしたからでしょうか。ジュニアクラスの非力そうな女子でも、気持ちのこもった強いストロークを打てるものです。現代では、ラケットやガットの性能も格段に進歩し、ほんの少しの力でボールが飛んで行きます。要は、握力だけでなく、体全体を使った一連の流れで正しいフォームで打つことが大事なのです。握力だけを気にしていると、手打ちになったり、肘を痛めてしまいますよ。
ラケット面がブレなければ大丈夫
常時ラケットグリップを力強く握り締めているわけではありません。それでは、フォアとバックでグリップを変える動作が一瞬遅れます。それにスイングする時も、最初から最後まで握り続けてはいません。手首がガチガチに固定されていたらボールに回転もかからずアウトが多くなります。ボールがラケットに当たるインパクトの瞬間に、ギュっと握ってラケット面がブレなければ全然問題ないのです。逆にそれ以上の力で握っても、体のどこかに力が入りスムーズな動きを妨げてしまうことにもなりかねません。グリップの太さも関係してきますので、色々試してみると良いでしょう。
地味ですが、結果はついてきます
とはいっても、相手の重いサーブやパワーショットで飛びついて受ける時など、テイクバックが間に合わない場合などにラケット面が揺さぶられるようなら、握力を鍛えるに越したことはありません。ハンドグリップやテニスボールのニギニギも良いですし、浴槽の中で手をグーパーと握ったり開いたリを回数をこなすのも良いです。また、弾力のあるゴムボールなどをぎゅーっと数十秒握り締め、脱力を繰り返すのも、手首から二の腕にかけての筋肉に負荷が掛かり、握力にプラスし腕の筋力アップにもつながります。そして、テニスを始める前にあれこれ考え過ぎなくても、練習を始めれば知らず知らずのうちにテニスに必要な筋力が付いてくるものですよ。