テニスの勝利の方程式はネットミスを少なくして、ボレーやスマッシュなど高い確率で決まるネットプレーを確実にものにすることです。ミスを減らし決めるところで決めてテニスの試合の勝利をぐっと引き寄せましょう。
ネットプレーは積極性が大事
最近は守りのテニスが多く、シングルスの試合ではネットプレーを見ることは少なくなりましたが、ネット際の攻防や豪快なスマッシュが決まると会場がわっと盛り上がるだけでなく、相手へ精神的なダメージを与えることができます。逆に決めた側にとってはネットプレーをきっかけに流れを変えることができ、勢いをつけることができます。なによりも試合中はチャンスボールが来たらベースラインに下がって打つのではなく、前に出て勝負する積極性を常に持つことが大切です。
ネットプレーの効果的な練習法(ボレー編)
特にダブルスの試合では得点源となるボレーでミスをすると味方にも迷惑をかけてしまいます。ボレーのチャンスが来たらラッキーと思って確実にポイントをとれるよう練習しましょう。1つ目の練習方法は壁から近距離(2m〜3m)の位置に立っての壁打ちです。ここでのポイントはラケットの真ん中にボールを当てて、連続で打ち続けることです。ボレーは真ん中に当てることができればかなりの確率でポイントできるので、まずはこの練習でボレーの基本をマスターしましょう。次にテニスコート上でサービスラインの後ろからの強めの球出しに対してボレーをする方法です。実践に近い形式でタイミングよくボレーを打ち込むことで体にボレーの感覚を馴染ませましょう。
ネットプレーの練習法(スマッシュ編)
テニスの醍醐味といえばスマッシュ。決めた選手は気分が高揚してガッツポーズ、一方、決められた相手は、なす術なしでお手上げとなるプレーです。スマッシュを打てるようになるとテニスがさらに楽しくなります。スマッシュの打ち方はサーブとほぼ一緒ですが、力むとミスになってアウトになってしまいます。そのため、コンパクトにラケットを振ることを心がけ、冷静に確実に決められるよう練習しましょう。練習では、上がったボールをスイングする瞬間に前に出て、さらに一歩前にあるボールを叩きつけるイメージで打ち込みます。慣れてきたらいろんな角度と高さからボールを上げてもらい、正しいポイント掴むまで練習しましょう。
ネットに好かれる者がテニスを制す
ネットの高さは約1m。打ったボールがこの高さを超えられるか、超えたとしてもオーバーはNGで、高さ・強さ・コース・角度が揃って初めて相手コートに攻め入ることができます。ネットに好かれるよう普段の練習から工夫して取り組みましょう。