ボウリングの初心者の人は真っ直ぐ投げるだけでも一苦労。「カーブなんてとても投げられない!」と思っていませんか?実は、初心者こそボウリングのカーブについて学ぶべきなんです!
ボウリングのレーンの秘密
ボウリングの上級者やプロの投球を見ていると、特定のところから突然急激なカーブがかかって曲がっていきますよね。どうしたらこのような曲がり方をするのか不思議に思う人も多いはず。その第一の秘密はボウリングの「レーン」にあります。ボウリングのレーンには滑りを良くするためにオイル(油)が塗ってあるのです。
オイルが塗られているのは途中まで
レーンに塗られているオイルは、レーン全体に塗られているわけではありません。投球位置からピンから5mくらい手前までがオイルの塗ってあるエリアになっています。この上ではボウリングのボールは転がるよりも滑るような動きをして移動していきます。なんとなく「突然曲がる秘密」がわかってきましたね。
オイルが切れたところから曲がる
つまり、レーンの途中まではボールの回転によって進むというよりは、慣性の力で進んでいることになります。重いボール、強い速度で投げるほどこの慣性が強くなります。そして、オイルが切れたところでボール自体のグリップが生じ、回転によってカーブが突然発生するのです。ボールが途中からカーブする理由は、途中から曲がるように投げているのではなく、レーンの構造を上手く使った結果だったのです。
ボールを曲げる投げ方とは?
それではどのようにすればカーブがかけられるのでしょうか。ボウリングでカーブをかけるためのポイントは「指先」にあります。ボウリングのボールには指を入れるための穴が3つ開いています。それぞれ親指、中指、薬指を入れて投げますよね。この投げる時、リリースする瞬間にカーブをかけていきます。ポイントは中指と薬指。指を抜く瞬間にこの中指と薬指を残し、ボールに引っ掛けるようにフックさせることでボールに回転を与えます。
ボールチョイスのポイント
このようにボールの穴がカーブではとても重要になってきますので、ボール選びのコツはズバリ「穴」になります。ボールをリリースする時にきちんと指が抜けるような大きさであるか、きつすぎたりゆるすぎたりしないかをよくチェックしましょう。この穴の具合がボールの重さよりもコントロールに影響すると言われています。
親指は大きくなる!?
ボウリングの練習を長く続けていると、投げる手が鍛えられてきます。このことは指先にも言え、親指の経が以前よりも太くなることがあります。つまり、同じボールを使っていても段々コントロールが変わってくることがあるということです。「前より引っかかる」とか「曲がりにくくなった」と思ったら、ボールの穴のフィット感を確認してみると良いですよ。
レーンとボールを知ってカーブをかけよう!
いかがでしたでしょうか。このように、ボウリングのカーブはレーンのオイルの切れ目を見極め、そこから曲がるような強さの回転をかけることでコントロールをします。このことを知っているだけでカーブに挑戦したくなりますよね。是非次回のボウリングから挑戦してみてください!