皆さんは「懇談会」と「懇親会」の違いがわかりますか?
改めて考えて見ると以外とわかっていなかったりしますね。どちらも集まって話をするという点は同じですが内容的には全く違うものなのです。言葉の間違いで恥ずかしい思いをしなくていいように社会人としてはその違いを正しく理解しておく必要があります。
今回は「懇談会」と「懇親会」の違いについて説明したいと思います。
懇談会とは
「懇談会」の意味を調べると、「親しく話し合うこと」とあります。「親しく」と、ありますが要は「話し合い」だということです。特定の決まった議題について話し合うのが「懇談会」と言えます。例えば学校の進路を話し合う「三者懇談会」や、クラスの問題点などを話し合う「学級懇談会」ように、テーマがはっきりしているのが「懇談会」です。
「懇親会」と違って食事を伴わず、あらかじめ決められたテーマを話し合うのが「懇談会」で、一般的にはそれほど砕けたイメージはなく、ちゃんとした「話し合いの場」であると言えます。結論を出す為に話し合う会合であることを理解しておきましょう。
懇親会とは
では「懇親会」とはどういう意味なのでしょう。辞書には「参加者同士の親しみを深める為に行われる会」とあります。
一般的に見て「懇親会」は飲食を伴う場合か多く、参加者同士が親しくなるために食事(多くは飲酒を伴う)を共にしたり、旅行に行ったり、レクリエーションをしたりします。特にこれといったテーマはなく、和気あいあいとした食事会やカラオケ大会、スポーツ大会などがイメージされます。違う言葉で言い替えるとすれば「親睦会」という言葉がしっくり来るでしょう。話し合いというよりは楽しい集まりのような感じです。
参加者が仲良くなるために行われているので堅苦しくなく、気軽に参加できるのが「懇親会」ということです。
懇談会と懇親会の違いまとめ
一般的には「懇談会」はちゃんとした「話し合い」をする集まりを意味し、結論を出すことが求められます。対照的に「懇親会」は「楽しく語らって仲良くなるため」の集まりを意味しています。参加者同士が食事やレクリエーションを通じて親睦を深めるのが「懇親会」の目的です。
どちらも字面的には似たような言葉ですが、実はそのイメージはまるで違っています。
違いを理解していないと参加したときに恥ずかしい思いをする可能性もありますので、一般常識として「懇親会」と「懇談会」の違いはちゃんと理解して使い分けましょう。