サッカーはスポーツの中でも接触プレーが多く怪我をしやすいスポーツです。常に体のケアをしっかりしていても接触プレーでは防ぎようがない事も度々起こるでしょう。サッカー選手で多い怪我ベスト3とその予防方法や注意点について紹介していきます。
捻挫
サッカー選手で多い怪我と言えば捻挫があげられます。接触プレーが多いので、タックルされた時にバランスを崩したり、足がひっかかり転ぶ、ピッチの状態により凸凹が多い場所でバランスを崩しやすい等の原因があげられます。捻挫は関節にかかる外力により普段動かしてる動きとは逆の動きをしてしまう事により起こる症状の事です。
程度にもよって異なりますが、軽いものではテーピングをしただけの処置でも済みますし、重度の場合は立ち上がる事も困難になる程です。また、1度捻挫した箇所は何度も繰り返し捻挫してしまう事もあります。捻挫の予防法は捻挫のしやすい箇所の筋肉を鍛える事です。サッカー選手の場合、足首の捻挫が多くなるでしょうから、足首周りの筋肉を鍛える事で怪我の予防に繋がります。また、1度捻挫をした場合、テーピングで固定したり、氷でアイシングをする等の処置をしっかり行い、繰り返さないようにしましょう。
打撲
打撲の怪我もサッカー選手ではありがちな事です。打撲とは外力が働いた時に皮膚や粘膜の表面及び更に深い深部の組織や筋肉が圧挫された事による損傷の事を言います。サッカーは足を出しますので、ボールを蹴るつもりが足にあたってしまう事や、接触プレーで腕や体がぶつかり打撲をしてしまう事もしばしばあるでしょう。
打撲の予防法は特にありませんが、実際に体がぶつかったり、足を蹴られて打撲になった場合、たかが打撲だとは思わずに適切な処置をする事が大事です。氷でのアイシングをし痛みを抑えたり、痛みが強い場合は整形外科に受診をするといいでしょう。
肉離れ
肉離れとは筋肉が急激に収縮する場面に多くみられる怪我です。サッカー選手はダッシュしたり、止まったりを繰り返すスポーツです。その際に筋肉の伸び縮みに筋肉の繊維が上手く対応出来ない場合、筋肉が断裂して肉離れが起きます。特に下肢の筋肉に多い怪我になります。
この怪我はすぐにおさまるものではないので、すぐに受診する事を薦めます。肉離れの予防法は練習や試合の前に事前に準備運動を行っておく必要があります。急激に動くと起こりやすいので、体を徐々に動かしていき、強度を上げていく事で防ぐ事が出来るでしょう。
まとめ
その他にも骨折や腰痛症の怪我も多いです。スポーツ全般ですが、体を動かす場合怪我がつきものです。事前の準備運動や、日頃から体を鍛えておく習慣を身に着けるといいですね。