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意外と知らない、サッカーの順位に対する豆知識

J1、J2といった国内リーグはもちろん、ヨーロッパリーグや果ては世界ランキングまで、プロサッカーでは様々な順位付けがあります。そんなサッカーの順位に関わる様々な基礎知識や豆知識をまとめました。

意外と知らない、サッカーの順位に対する豆知識

サッカーの順位を決める勝ち点について

プロサッカーは基本的にリーグ制になっており、年間を通しての勝敗数(引き分けも含めた)に応じてポイントが割り振られた「勝ち点」によって順位が決定します。そして国内外を問わずいずれのプロリーグでも、勝利=3点、負け=0点、引き分け=1点が割り振られます。

同じ勝ち点の時順位はどうなるのか

リーグ中、速報や各チームの公式サイトなどでは、試合結果に合わせた順位表が随時更新されています。そこで勝敗と一緒に掲載されるのが「得失点差」です。これは読んで字のごとく「得点した点数ー失点した点数」の差を表していて、例えば勝ち点が同じチームを順位付けする時は、この得失点差が多い「より失点に対して得点が多い」チームを上位に記入します。

サッカーの年間試合数

野球などと比較すると、サッカーは比較的試合数が少ないのが特徴です。基本的にサッカーの試合は自チームの本拠地(ホーム)と相手チームの本拠地(アウェイ)の2拠点に分かれて、必ず2試合行う「ホーム・アウェイ方式」を採っています。そして例えばJリーグではリーグ戦とトーナメント形式のカップ戦がありますが、主にリーグ戦は34試合が組まれます。ヨーロッパの主要リーグでも試合数はそれほど変わらず、例えばイングランドのプレミアリーグではリーグ戦だけで年間38試合が組まれています。

サッカーで優勝争い並みに激しい◯◯争い

Jリーグでは残り試合数が少なくなるにつれ、スポーツ番組では優勝候補のチームがどこになるかという話題で持ちきりになりますが、そんな優勝争いと同じくらい白熱するのが、「昇格・降格争い」になります。Jリーグはチームレベルに応じてJ1・J2とチーム分けがされているのですが、J1では下位3チームは自動的にJ2に降格されてしまい、変わりにJ2の上位2チーム+1チームが、代わりにJ1へ昇格することになるのです。

天国か地獄か…サッカーのプレーオフ

J2のチームのうち、J1に昇格するのが上位2チーム+1チームと説明しましたが、その1チームを決める運命の一戦が「プレーオフ」です。3〜6位の順位のチームでそれぞれトーナメントを組み、そこで勝ち上がった選手が晴れてJ1昇格の切符を手にいれるのです。関係チームからすればまさに千載一遇のチャンスであるこのプレーオフ。この時選手はもちろん、サポーターも並々ならない熱気に包まれます。ここで勝つか負けるかは、まさに天国か地獄かという運命のトーナメントでもあるのです。

J1の優勝数が最も多いチームの意外な過去

ここまで国内リーグのJリーグの順位表や昇格・降格の仕組みを説明しましたが、歴代で最も優勝数が多いチームはどこなのでしょうか。2015年シーズンまでで最も優勝数が多いのがサンフレッチェ広島で、Jリーグの前身の「日本サッカーリーグ」も含めた優勝数ではトップを誇ります。そんなサンフレッチェ広島ですが、意外にも2002年シーズンでチームがガタガタになってしまい、J2に降格した時期がありました。その後わずか1年でJ1復帰を果たすのですが、その時から中心選手として活躍したのが、今も国内トップクラスのFWである佐藤寿人なのです。

サッカーの世界ランキング順位の決まり方

ここまではプロのクラブチームについて見てきたわけですが、例えばサッカーワールドカップなどで各国代表と一緒に紹介されることがある世界ランキングの順位はどう決まっているのでしょうか。世界ランキングを決めているのは国際サッカー連盟=FIFAなのですが、実はその計算方法は非常に複雑です。算出方法として、まずは48ヶ月間(2年間)の試合結果を参考にするわけですが、「国際Aマッチというジャンルの試合かどうか」「その試合の重要度(親善試合か予選大会か本大会かなど)」「対戦国の強さ(世界ランキング基準)」「対戦した国の所属する大陸連盟はどこか」といった項目別に係数が振られていて、それらを合わせた数字で順位を出します。

日本の世界ランキングの最高順位は?

それでは、日本はそんな世界ランキングで何位にいるのでしょうか。実は日本は世界ランキングではあまり浮き沈みが激しくなく、50位前後にいるのがほとんどなのが特徴です。しかしそんな日本の歴代最高順位は、なんと「9位」。この順位を記録したのは1998年で、ちょうど日本代表が初出場を果たしたフランスワールドカップが開催された年でもありました。

サッカーを順位という数字の目線で楽しむ

サッカーといえば普段はTV観戦やスタジアム観戦といった形で楽しむ方がほとんどでしょう。そこに、順位という数字からの目線を入れてみると、チーム毎の事情や現状が見えてきてよりサッカーを楽しむことができます。

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