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一般的にフリースローというと、バスケットなどのゲーム中に相手チームに反則があった場合、一定の位置からボールをゴールへ投げることをいいます。では、ハンドボールでのフリースローはどういったものなのでしょうか。

ハンドボールのフリースロー

フリースローとは、ハンドボールでの反則(プッシング・オーバーステップなど)に値することを相手チームがした場合に、その地点からゲームを再開する時に行うスローのことになります。仲間へパスをしてもいいですし、直接ゴールを狙っても大丈夫です。この時、スローをする選手は投げ終えるまではスローポイントに置いた足を上げることができません。また、ハンドボールにはゴールから9mの地点に半円のラインが引かれています。このラインをフリースローラインや9mラインといい、ライン内側で攻撃側の選手が守備側の選手に妨害(反則)を受けた場合は、フリースローラインに戻ってからゲームを再開します。これは、ゴールから6m地点のゴールエリアライン付近で反則があった場合、その地点から再開すると簡単にシュートを決められてしまうからです。守備側の選手たちはスローポイントから3m離れなければいけないのですが、ゴールエリアライン内には入ることは出来ない為、スロー選手とゴールキーパーとの一対一での相対になってしまいます。その為、フリースローラインに戻ってからの再開となります。フリースローラインは9m地点ですので、守備側はゴールから6m地点のゴールエリアラインの前には並ぶことができます。
ハンドボールでのディフェンスは、攻撃側の流れを絶つ為に軽い反則により時間を稼ぐこともします。相手にフリースローの権利は与えられますが、そうすることはハンドボールにおいて当たり前の手段の一つとしてあります。見慣れない方からすると「何をしているんだろう」と思われますが、そういった激しさもハンドボールの面白さの一つです。

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