会社によっては社員旅行があり、社員一同で日々の溜まった疲れを癒されに行く一大イベントです。社員旅行で、違う課の方との交流が深まったり、お酒も飲んで楽しくわいわい社員みんなと思い出が作れるいい機会ですよね。そんな社員旅行のメインといったら宴会ですよね。
でも、宴会の挨拶をしなければならなくなってしまったら、なんて喋ればいいんだろう。と悩んでしまいませんか?今回は幹事の挨拶について、例文も交えながらまとめてみました。
宴会の流れ
大まかな宴会の流れとしましては、①幹事より宴会開会の挨拶→②上司の挨拶→③乾杯→④食事歓談→⑤余興やゲーム→⑥お開きの挨拶が一般的です。
①幹事より開会の挨拶
ここでは、宴会の開始の宣言をするとともに、簡潔に司会者の自己紹介をします。
例文
「みなさん、本日は長時間によるバス移動、大変お疲れさまでした。
それでは、長らくお待たせいたしました社員旅行のメインイベントの宴会をこれより開始させていただきたいと思います。
日頃、部署が違ってなかなか交流する機会が少ない社員同士、ゆっくりと親睦を深めてもらえたらと思います。今回、この宴会の司会・進行を務めさせていただきます。
○○課の○○と申します。精一杯務めさせていただきますので、どうぞよろしくお願い致します。では、開会に先立ちまして、○○部長よりご挨拶をいただきたいと思います。よろしくお願い致します。」
②上司の挨拶
上司の挨拶は、宴会に参加している中での立場がトップの方にお願いします。その場でいきなりお願いするのではなく、事前に話をしてお願いしておきます。また、この手の話は長くなりがちなので、あらかじめ「5分程度にまとめていただきますようお願いします。」伝えておいた方がいいです。社員旅行は、社員のための旅行です。
社員に対しての労いの言葉を忘れずに、ちょっと小ネタをはさむと、場が和んでいいと思います。
例文1
「恒例の社員旅行を開くにあたり、ひとことご挨拶を申し述べます。
みなさんも御承知のように、わが社の業績も好調を続けており、まことに喜ばしいものと感じております。これもひとえに平素の皆さんの努力のたまものでございまして、その日頃のご苦労にお報いいたしたいと、今回は特別に二泊のスケジュールをもって遠く○○県の地までやってまいりました。どうか心ゆくまで満喫し、よき旅の思い出を作ってください。
さて、今晩はいろいろと趣向がこらされているようですので、どうか仕事のことは一切忘れて、大いに飲み、大いに食べ、楽しみましょう。では、一刻も乾杯したいでしょうから私のつまらない話はこのくらいにしておきます。では、乾杯!」
例文2
「みなさん、本日はお疲れさまでした。約○時間の長時間バスに揺られながらの旅でしたが、温泉で疲れを癒されたのか、普段よりいきいきとしたみなさんの顔が見られてほっとしています。
さて、毎年恒例の社員旅行もこうして行うことができたのも、みなさんの日頃の努力があってこそです。どうぞ、今日は仕事のことを忘れて、大いに飲んで食べて楽しんでください。
ただし、酔っ払いすぎて、目の前の川にドボンなんてことは避けて下さいね。それでは、あまり長い話は野暮ですので、このへんで。では、乾杯!」
③乾杯の音頭
乾杯の音頭は、立場が3番目の方にお願いします。もしくは、開会の挨拶をして下さったトップの方に、挨拶の流れでそのまま乾杯の音頭をお願いしてもいいかもしれません。
④お開きの挨拶
お開きの挨拶は、立場が2番目の方にお願いします。こちらも、事前にお願いしておくと、だらだらと長引かずに済みます。最後の締めに一本締めや三本締め等をするかもしれませんが、お任せしましょう。あ開きの挨拶は、初めに、幹事が喋りはじめ、上司にお願いする形になります。二次会などが予定されている場合は、上司の挨拶が終わった後、幹事から説明します。
幹事「さて、楽しかった宴会も、そろそろお開きの時間となりました。最後に、○○常務にしめていただきましょう。○○常務、お願い致します。」
例文1
「今回はみなさんお忙しい中、貴重なお時間をいただきましてありがとうございました。このように、みなさんの楽しいお顔を拝見できることは、わたしにとってなにより嬉しいことであります。
これからもみんなで努力して、楽しく明るい職場にできるよう、そして、それが長く長く続くことを祈ってやみません。本日は本当にありがとうございました。」
まとめ
いかがでしたか?挨拶を頼まれると、慣れていないと言葉選びも迷ってしまいますが、会社とは離れた場所での楽しい宴会の場なので、肩ひじ張らず、場が和むようなすこしユニークな話も盛り込んでみてもいいかもしれませんね。
社員みんなが楽しかったと思ってもらえるような、楽しい社員旅行になればいいですね。