ボーリングでは、ボールを抱えた状態から放すまで、始めの4歩がとても重要となります。
ただ歩くという何気ない行為だからこそ、フォームを習得するのはとても繊細なことだといえます。
ここでは基本の4歩とそのあとのフィニッシュフォームの基本形を紹介します。
0歩目 アドレス
「アドレス」とは、始めの一歩を踏み出す前に、ボールを抱えている待機状態を指します。
これといったフォームはないのですが、「腕力で持たない」ことが絶対条件となります。
身体が力んでいると、その分自分の身体の内側で自分のパワーを殺すことになるからです。
はじめに力んでいないことが重要です。
1歩目 プッシュアウェイ
ボールを投げる方の足を大きく踏み出す動作をいいます。
踏み出した足に一度自重を集中させることになります。
したがって、脚力がなければバランスを崩しやすいフォームです。
このとき、自然に身体が前のめりになっています。
2歩目以降、この「身体が前に突き出る勢い」をそのまま伝えられるかで
投球の威力が決まります。
2歩目 ダウンスイング
次は反対側の足を先に出した足より奥に出すように踏み込み、
ボールを持った腕は、相対的に後ろにやられます。
この足の踏み込みと腕が後方に振られる勢いで推力を発生します。
3歩目 バックスイング
交代に足を出し、この勢いで身体を前に倒し、ボールを持つ腕は後方に下がり切ります。
4歩目 フォワードスイング
交代の足を、身体の中央の前方へと運び、腕が前方へ振られ始めます。
最後、フォワードスイングの勢いで、ボールを前に投球します。