バスケットボールで「プレス!」と監督から指示が飛ぶ場面は多々あります。「プレス」と聞くと英語を直訳して「押す」ことだと思いがちですが、バスケットボールで押してしまったら当然反則を取られます。プレスとはどのようなことを指すのかご説明します。
バスケのプレスとは
バスケで使われるプレスとは、オフェンスの進行方向を防ぐことです。相手に前には進ませないという圧力をかける基本的なディフェンスの動きとなります。ドリブルをさせない、パスコースを防ぐ、シュートを打たせないという点を意識してプレスを行います。相手の動きを一歩でも遅らせることが出来れば、味方が守備体形を整える時間を稼ぐことにもなります。
フォワードとガードの動き
バスケは5人全員でディフェンスを行うのですが、プレスをする際はフォワードとガードで動きが若干異なります。フォワードの場合は、パスコースを防いだり、いいポジションを取らせないことに着眼します。ガードは自由にドリブルさせない、ボールを回させないことを意識してディフェンスを行います。
戦術としてのプレス
戦術として名前がついているプレスもあります。「ゾーンプレス」はディフェンスの際にゴールエリアを決まったフォーメーションで守り、自分のゾーンに入ってきた敵の攻撃を阻みます。「フルコートプレス」は、コート全体を使い、相手ゴールからでもしつこくプレスをかける戦術です。相手にプレッシャーを与えることが出来る反面、体力を使います。