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スノーボードで骨盤に痛みを覚えたら

スノーボードをやっていて、転倒してお尻や腰を打つことを経験した人が沢山居ると思います。スノーボードは、両足を固定してしまうので、通常なら反射で体が回避し、打つことを避ける事が出来ない事と、ジャンプなどのみならず逆エッジという本人の意思とは別に突然コケてしまう現象が多く起き、その度に激痛に見舞われているかと思います。
ジャンプなどをする場合は、パッドなどを入れてケガを制御していますが、それでも高いキッカーなどでジャンプをした際は、固めた雪に強打をしてしまう事はよくある話だと思います。
実際に、腰や骨盤などに痛みを感じた場合の可能性をお話したいと思います。

1.最も多い症状

打った覚えもそう無く、腰や骨盤が痛い場合があります。一番多いのがこの症状だと言われています。これは、雪の上で寒い状態で、筋肉を知らず知らずに冷やしてしまっていて、筋肉が硬直して起きる症状です。一般的な表現で言うと、“筋肉が硬直してしまった“が分かりやすい表現かと思います。これは、「筋筋膜性腰痛」と言われる症状です。症状の確認は、鏡の前で立って左右のバランスを見ると、どちらかが、上がっていたり、下がっているような症状が見られます。

2.強く打った覚えがある時の症状

お尻を強打した覚えがあれば、仙腸関節のズレが原因の可能性があります。通常、この症状は、妊婦さんや産後の症状でよく見られる症状ですが、強打した場合にも可能性があります。骨盤と腸をつなぐ場所にあり、骨盤との隙間も小さく少しバランスを崩すだけで足のしびれや、激痛を伴う事もあります。骨盤の中央にあるイメージとしては三角形の骨です。これは、体全体を支えていると考えてもよいと思います。こちらも、体の歪みにより当たりが出来て痛みを感じている症状なので、体の歪みや捻りなどの症状が見られる可能性があります。

3.ゲレンデで動けなくなる程の痛みがある症状

かなりの強打で動けなくなり救護してもらう必要があった場合の殆どが骨盤骨折の可能性があります。もし、動けたとしてもその後に腹痛や尿の出が悪くなれば明らかに骨盤骨折の可能性があります。打ち方によっては、体内で大量出血してしまう事もあり生命にも関わる可能性があるので、大きなキッカーでジャンプしたり、クロスのコースなどで強打した場合は、すぐに病院に行く事をお勧めいたします。

スノーボードは、他のスポーツより格闘技ぐらいの大きなケガを伴う可能性があります。
しかし、準備体操をしっかり行い、出来るだけ防具を着けて楽しくケガが無いように、ちゃんと準備をしておけば、決して危険なスポーツではありません。楽しいスノーボードライフを過ごしましょう。

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