ボウリングの素人のプレイヤーの中で疑問にされている話題の一つです。
指が抜けるときに、ワインコルクを抜いたときのような音が聞こえるのはいったいなぜなのか、
そしてそれが良いことなのかわからないといった旨の質問が良く見られています。
これが本当に、上級者となった証なのかどうか、考察してみましょう。
ホールの中は「真空状態」？
この現象が起きるのは、真空状態（とはいえ、完全に空気がないわけではなく、極端に少ないときを指す）
のホールの中に、指を抜いた瞬間空気が入ってくるときです。
先ほど、ワインコルクの例を挙げましたが、それと同じ原理なのです。
指を入れたホールが真空状態となるには、穴がしっかりと指によってふさがれていなければなりません。
この音が聞こえたら、上級者の証か？
それは、一概には言えないようです。
なぜなら、この現象自体は、ホールの穴がしっかりふさがることで起きることでしたから、
素人でも、例えば厚くテーピングを施し、フィットした状態で穴をふさげば、
物理的に真空状態を作ることができるからです。
しかし、こういった、狙って現象を起こしたのではなく、自然にこの音がでるようになったとしたら
上達の証とも言えます。
その際は、威力のある、豪快なフックがでたときにありがちだそうです。
穴がきっちりふさがれているということは、それだけ内側の、指の「フック」がしっかりかかっているということです。
それによって、リリース時に安定したフックが掛かり、威力が上がったことからです。
