「ビバーク」とはドイツやフランスの言葉になりますが、どういった意味合いの言葉になるでしょうか。登山や冒険などを本格的に行うには知っておかなくてはいけないことであり、もちろん初心者であっても万が一のときのために知っておくと良い事柄となります。
ビバークとは
ビバークとは、登山などの野外活動における緊急的な「野宿」のことを指した言葉になります。ビバークには主に二通り使われ方があり、天候の悪化などの理由で予定した場所での野営が困難な場合など、岩陰や雪洞といった場所で非難しやり過ごすことを「フォースト・ビバーク」と呼びます。そして、あらかじめ予定した通りに野宿を行う場合には「フォーキャスト・ビバーク」と呼ばれます。一般的にビバークというと、基本的には緊急的な野宿の方を指す言葉となります。ビバークすることを考慮に入れるならば、テントがない場合であってもツエルトがあると応用が利くので、登山にはツエルトを持参することをおすすめします。
緊急時には
悪天候や自身の健康状態の悪化といった時には、動けなくなる前に緊急的な判断に迫られる場合もあるでしょう。切羽詰った状況では体力や気力の消耗が激しいため、尚の事早めの決断が必要になります。山小屋などに間に合う時間が残されている場合は良いのですが、そうでない時にはビバークをすることも判断の内に入れておきましょう。明日が大事な仕事の場合などには無理をしようとしてしまいがちになりますが、そんな場合であっても冷静に行動することが大切です。山では遭難の危険もありますので、ビバークすることをためらわずに行うようにしましょう。
まとめ
登山に行くには、ビバークの知識もあらかじめ予習してから行くことをおすすめします。緊急時には慌てずに行動し、ビバークに適した場所を探してやり過ごすようにしましょう。