バドミントンは、一人で戦うシングルスと二人で戦うダブルスがあります。シングルスとダブルスではルールが異なる点があるため、ゲームを行う際にはしっかりと覚えておかなければなりません。ダブルスは二人で行うものなのでルールをしっかり覚えておかないと、パートナーに迷惑を掛けることになります。
まだ、バドミントンを始めたばかりの方向けにシングルスのルールと比較しながら、説明していきたいと思います。
サーブを入れる範囲
ショットを打つ範囲が変わるというのは大きな違いの一つです。範囲が変わるということは、シングルスの練習とは別の練習を行う必要もあるため、まずはその範囲をしっかりと把握しておきましょう。シングルスとの違いを見てみましょう。
●シングルス
- 縦方向はショートサービスラインからシングルスロングサービスラインの間
- 横方向はセンターラインからシングルスサイドラインの間
●ダブルス
- 縦方向はショートサービスラインからダブルスロングサービスラインの間
- 横方向はセンターラインからダブルスサイドラインの間
まとめてみると、ダブルスはサーブの入れる範囲が縦方向では短くなり、横方向では広くなるということになります。
シングルスに慣れているショットの感覚で打ってしまうと、アウトが多くなり、大量失点に繋がってしまうので注意が必要です。慣れてくるまでは、サーブの練習も分けて行うことが良いでしょう。
ラリー戦での守備範囲
サーブの範囲が変わるルール同様、サーブ後のラリーでの守備範囲も変わります。シングルスはシングルスサイドライン内だけなのに対して、ダブルスはダブルスサイドライン内、つまり全面を守らなければならないことになります。
言葉で聞くと単純なようにも思えますが、守備範囲が広がるということは、それだけフットワークが重要になってきますし、一人ではなく二人で戦うので、ぶつからないようにしなくてはならないなど、シングルスでは気にしなくて良いことに気を遣わなくてはなりません。範囲が変わることは、さまざまなことに影響してくることなので、練習メニューを考え直してみることも必要になるかもしれません。
サーブの順番
ダブルスはペアで行うため、コートには四人の選手がいます。片方の選手に偏ってサーブの権利が行くことが無いようにサーブの順番も決まっています。サーブの権利が移るタイミングはシングルスと同様ですが、移ったタイミング毎に前回のサーバーからそのパートナーへと移ります。
こうした順番もルールなので、安易に考えることなくしっかりと覚えておくことが重要です。
まとめ
バドミントンのシングルスとダブルス、そのルールの違いについて説明しました。それぞれの違いについては難しいと感じることはないにしても、フットワークやショットも異なってくる点がコート内でプレイする上では難しくなってきます。
そして何より、二人で戦うということが一番大変なことかもしれません。お互いが勝手な動きをしていては、コート内で接触してしまったり、失点や怪我などの原因にもなりかねません。ルールを覚えることはもちろんですが、ペアを組んだパートナーとよく話し合いなどを重ねて、よりよいチームワークを築いていくことが、ダブルスにおいて最も大切なことなのかもしれません。
ダブルスをする際は、コミュニケーションにも気を配ってみてはいかかでしょうか。