新しい年の始まり、初詣に着物で出かけたいと思う人は多いと思います。着物を引き立てる帯を選ぶことも普段とは違う装いで楽しいものですが、どんな風に帯を選んで結べばいいのか悩むところです。
着物にあった帯を選ぶ
混雑するのがわかっている初詣はどんなことで着物や帯が汚れるかわかりません。高価なものや汚れ等時のメンテナンスが大変なものは避けたほうが無難です。小紋の着物などは比較的着やすい着物です。一般的には「名古屋帯」がよく似合います。
名古屋帯とは
名古屋が始まりとされる名古屋帯は袋帯に比べて簡単に締めることができ、素材だけではなく柄なども使い分けることができ種類も豊富です。普段使いだけではなく少しかしこまった場所でも締められる重宝な帯です。名古屋帯は袋帯に比べて短く、一重太鼓しか出来ません。礼装には不向きなので名古屋帯はセミフォーマル向けになります。
結び方
初詣は歩き回るので着崩れしにくいお太鼓や角だしが一般的な名古屋帯の結び方がぴったりです。若い女性で少し変わった結び方をしたい時などは角だしのアレンジで簡単にできる「宝粋」という結び方はおめでたい時にも用いられ、お正月にぴったりの名古屋帯の帯結びです。一見、難しそうに見えますが基本の結び方は角だしなので意外と簡単に結ぶことができそうです。
まとめ
最近は帯の結び方も様々で必ずこの結び方でなければならないということはなくなってきました。帯揚げや帯留め、草履なども一緒にコーディネートして着物を楽しめるといいですね。