スキーの道具を揃えたら手入れが必要になります。スキー関連の情報をみれば、「チューンナップ」という用語が出てきます。チューンナップとはどのようなものなのでしょうか?
スキーのチューンナップって?
「チューンナップ」とは、手を加えて性能をよくするという意味です。スキーにおける「チューンナップ」とは、スキー板を加工して、より良い滑りにすることです。傷ついたスキー板の修復することにも「チューンナップ」の言葉が使われますが、本来の意味は機能をよくするための加工です
スキーのチューンナップは出来る?
スキーのチューンナップには、工具と技術と知識が必要です。初心者にとってはハードルが高いようです。料金を支払えば、スキーのチューンナップはしてもらえます。スキーのチューンナップは、スキー板を購入した専門店で相談しましょう。
自分でできるスキーのチューンナップ
スキーのフルチューンナップは特別な工具や、設備はないと無理ですが、スキー板のワックスがけ、サイドエッジ部分の研磨と滑走面のクリーニングは、自分でも、できるようです。それを行うためには様々な道具が必要になります。その道具とはどのようなものでしょうか?
スキー・チューンナップ道具1
スキーのチューンナップの作業では、スキー板を固定する台が必要になります。ワックスがけくらいであれば、丈夫な台があればいいですが、サイドエッジの研磨ともなれば、専門の台が必要になります。「バイス」と呼ばれる工具は、スキー板を固定する金具です。3点止めでスキー板をしっかり固定します。とても便利な道具ですが工具にしては、やや高額(2万円前後)なのが難点です。
スキー・チューンナップ道具2
スキーのチューンナップである滑走面のクリーニングには、専用クリーナーを使用します。スキー板が地面に触れる滑走面の汚れや古いワックスを落とす「リムーバー」は必要です。スプレータイプ、ジェルタイプのものがあります。いずれのタイプも、スキーの滑走面に満遍なくかけて汚れを浮かせて拭き取ります。専用の拭き取りペーパーをつかうと簡単です。キッチンペーパーでも代用できますが、タオル、ティッシュペーパーは繊維が残るので避けましょう。
スキー・チューンナップ道具3
スキーのチューンナップでサイドエッジの研磨をするのであれば、「ファイル(やすり)」が必要になります。ファイルは、「ガイド」と呼ばれる補助道具をつかって使用します。ファイルを使用する際のスキー板は、「ガイド」でちゃんと固定して行いましょう。
スキー・チューンナップ道具4
サイドエッジの研磨が済んだら、最終仕上げにはバリ(はみ出し、微妙な出っ張りという意味)を取るために、「オイルストーン」という砥石が必要になります。粗め・細めの2面タイプのものが一般的で、用途によって使い分けます。
スキーのチューンナップを覚えよう!
自分の使う道具の性質を知り、チューンナップすることで性能をあげることは上達にもつながります。とはいっても、スキーのチューンナップには、簡単なものでも専用の道具や品が必要になります。いきなり道具や工具をすべて揃える必要はありません。徐々に覚えていく方法でいいと思います。