バレーボールの練習方法を教えて! ~セッター編~
バレーボール競技においてセッターはチームの司令塔とも呼ばれます。
常に試合の流れを読みどう戦い一点を勝ち取っていくなどの戦術を
試合中に考えプレーをしながら練っていきます。
時にはスパイカーに正確なトスをあげることで、ツーアタックなどで攻撃にも
参加します。
よってセッターにおける重要な条件は、オーバーハンドパスに優れていて
正確に遠くまででもトスを上げることができる人でなくてはなりません。
そのためには腕の筋力も重要になってきます。
ここではセッターに重要な練習方法を具体的に説明していきますので
ぜひセッターをしている人も、これからセッターをする人にも参考にしていただきたいと思います!
セッターに大切な筋トレの練習方法
オーバーハンドと使うことが多いセッターは二つの部位のトレーニングが必須です。
まず、指の筋肉です。
指の筋肉を効率よくつけるためには指立て伏せが効果的です。
親指と人差し指、中指で体を支えておこないます。
かなりの負荷がかかりますので、最初から無理をするとけがの原因になります。
様子をみながら回数を増やしていくようにしましょう。
次に手首です。
ボールを押し出す力がいりますので、手首の強さと柔軟性も必要になっていくからです。
主なトレーニング法は、ダンベルを持ちながら手首を内側に巻き込んだり、外側にそらしたりすることです。
これはかなりのスナップ強化になりますがこれも無理は禁物です。
注意しながら行ってください。
またセッターはトスを上げるときにバランスが崩れては正確にトスすることができないので
筋トレ練習メニューの中には必ず体幹トレーニングを入れることをお勧めします。
バレーボールのどのポジションでも必要ですので
全体練習の中にいれるのもいいかもしれません。
正確なトスを上げるための練習方法
また、正確なトスを上げるためには、トスアップする際にしっかりレシーブボールの下に
入ることが重要です。
そのための効果的な練習方法としてサッカーのヘディングを行ってみてください。
真上トスを自分一人で連続して行い、ボールを自分の頭の上1.5m~2m位を目安に上げるようにします。
最初のうちはなかなか連続してできないと思いますが
上達してくるとできるようになります。100回くらいを目安に練習してみてください。
常にボールの下に入るということを意識してすると、上達も早くなります。
次に指先の強化と下半身をしっかり使ってパスできるように
9mのロングパスの練習も必要です。
このように練習初めに基本練習をしっかりし、そのあと実際にネット際でトスの練習へと
移っていきます。
ほかにセッターで必要なこと
技術的なことはもちろん大切ですが、司令塔としてのセッターには
瞬時の判断力も大切です。
自分のチームコートだけでなく、相手コートの動きまで瞬時に把握し判断して
的確に指示をだす力です。
攻撃パターンを作るうえでとても大切なことですので
日ごろからコートの一部だけでなく、全体を把握する力を養っていきましょう。
最後に
バレーボールのセッターはゲーム中一番ボールに触れることの多いポジションです。
司令塔であるセッターが勝ちをあきらめてしまえばそこで終わりです。
身体能力だけでなく、勝利にたいしていつも貪欲であるという気持ちも大切なのです。
最後まであきらめないでチームを引っ張っていきましょう!!