バスケ用語に「スティック」という言葉がありますが、バスケではどう使うのでしょうか。
英単語から考えてみる
英単語のスティックは「Stick」と表記する、棒のことです。
バスケットボールでは道具として棒を使うことはありません。
戦術の指示や説明を行う時にもしかしたら棒を使うことがあるかもしれません。
果たしてその指示棒のことをスティックと呼ぶのでしょうか。
もしくは何か別の棒状のものを指しているのでしょうか。
プレイヤーの状態を指す
バスケットボールでは、ドリブルをしていたプレイヤーがドリブルを止めた状態のことを指します。ボールを持ったままパスかシュートしか選択肢がなく、ドリブルで移動できない状態です。この場合、ディフェンスから激しいプレッシャーを受けます。
なぜスティックなのか
ボールを持ったままドリブルで移動できない状態のことをなぜスティックと呼ぶのでしょうか。
その言葉の由来はプレッシャーを受けた時の姿勢からきています。
足元からプレッシャーを受けると膝が伸びてしまい、棒立ちになりやすいのです。
こうなるとせっかくの攻撃がストップしてしまいます。
それを避けるためには、ドリブルを止めてしまった場合にボールを持たないようにします。
すぐにパスをするか、シュートを放つことになります。
パスもシュートもできない時は、ピボットを踏んでしのぎましょう。
「スティック」は棒のことではないということがわかりました。
それとスティックになることを避けなければならないこともわかりましたね。