キッキングはキックボールともいわれます。バスケットボールは手でボールを扱うスポーツなので、足を使ってはいけません。ここでキッキングについてご説明いたします。
●キッキングとは
故意、偶然に関わらず足(太ももを含む)にボールに触れる行為をキッキングといいます。判断が難しい場合は、味方チームが有利になったかで取られます。そのためドリブルが失敗して足に当たり、それを相手チームに取られる場合はキッキングを取りません。またファウルを取られて八つ当たりでボールを蹴ると、審判に対する悪質行為とみなされます。このような悪質なキッキングは、ヴァイオレーションではなくテクニカルファウルになります。
●マナーを守る
バスケットボールは、ドリブルやパスなど手でボールを運ぶスポーツです。そのためボールを足で蹴ったり汚したりするのは、スポーツマンとしてあるまじき行為です。そのためボールをわざと蹴ることは、辞めましょう。ボールは常にきれいにし、誰もが安心して使えるように心がけましょう。
●ディフェンスにおいて
キッキングは反則ですが、不利な状況下にあるディフェンスで、故意に足を出してパスを止めることもあります。またパスコースを防いだり、ドリブル方向を限定したりするため足を前に出してガードするスタンスもあります。キッキングを取られないためには、日頃から足腰の鍛錬が必要になります。
キッキングは反則行為ですが、場合によってはナイスディフェンスに繋がることもあります。そのため状況に応じて判断する必要があるということです。