高校(ユース)年代の選手が、サッカーの練習をする場合、個人の技術や体力、チーム戦術理解という2つのポイントを挙げることが出来るでしょう。
1.個人の技術や体力の練習
サッカーの技術は、大きく分けると4つあげることができます。ボールを止める、運ぶ、蹴るの3つとマークを外すという動作です。
これらの技術は、中学校までも繰り返し練習されるのですが、高校(ユース)年代では、対人練習を中心に練習を進めます。
まず、4対2など攻撃側の人数が多いポゼッション練習から始めましょう。次に 2対2など同数で行い、マークする相手との駆け引きを身に付けるようにしましょう。
体力的には、もちろん走ることも大切ですが、筋肉が発達する時期なので、体幹トレーニングやウェイトトレーニングを積極的に取り入れる必要があります。
2.チーム戦術理解の練習
主に守備の練習をすることが多いようです。ゴールを付けた6対6などの練習を通して、ディフェンスラインの上げ下げの練習をしたり、チャレンジ&カバーの徹底を図ったりすることがあります。
また、攻撃側では狙いを持って紅白戦をすることも出来るでしょう。。例えばカウンターを狙いを持っているのなら、タッチを制限した攻撃をさせることもできます。また、必要に応じて、ゲームをフリーズしながら、守備側や攻撃側に指示を出すことも有効な練習になります。ただフリーズをかける場合、必要以上に多くなると選手のモチベーションが下がるので、注意しなければいけません。