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日本でもテニスをテレビが中継し、スポーツニュースで大々的に取り上げられるようになり、テニスを見る機会が増えてきた昨今、テニスのことをもっと知りたい! と思い方も増えていることだと思います。
そんな人のために分かりやすくテニス用語を解説したいと思います。

攻撃の華! 豪快で見ている方まで気持ちよくなるスマッシュとは?

スマッシュとは、相手がロブショット(緩く高くボールを上げ、その間に自分の体勢を整える為のショット)を打ち上げたとき、または、強烈なショットなどを放ち、相手が返し損ねた山なりのボールを、サーブに近い体勢で強烈なショットを地面に叩きつけ、相手が返せないようにするショットのことです。
その魅力はなんといってもその豪快さ。一度バウンドしてしまえばもう、観客席にまで弾んでいってしまうほど強烈なスマッシュも見受けられます。
打たれた側も基本的に、スマッシュを打たれることそれ自体がミスと言えますので、ほとんど諦めてしまいます。

まだ終わってない! スマッシュが放たれるまでの見えない攻防

しかし、一重にミスショットを打ってしまい、スマッシュが打たれるようなボールを打ってしまったからといって、諦めてしまうのはまだ早い。と言わんばかりの執念を見せるシーンが実は「見えない所」で行われているのです。
その見えないというのは文字通り、「テレビ中継」では見えないのです。
どういう事かというと、多くの中継では真上からではなく、ボールの軌道を立体的に見るために少し斜めにカメラが設置されています。
スマッシュに行く選手が奥の場合において、スマッシュを受ける側の選手は、観客席の影に入るくらいに後ろに下がるのです。

するとごく希にですが、思い切り放たれたスマッシュを見事に返す事に成功する選手がいたりするのです!
しかし、そこまで離れると、今度はスマッシュを打つ選手も考えます。スマッシュと見せかけてちょんとボールを前へ押し込むだけのボレーに変更するのです。

高々と上がったボールが放たれるまでの数秒の間に、互いに譲れない意地と意地がぶつかり合っているのです。

 

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