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スケートは足が痛くてつまらない?その靴紐の結び方、合ってますか?

フィギュアスケートのジャンプやスピンは無理にしても、氷上を優雅に滑れたら気持ちいいだろうなと出掛けたら、実際は足が痛くて苦痛だった。選手はあんな痛みを我慢して滑っているのだからスゴイ!?

それ、靴の履き方、間違っちゃいませんか?

まずは、靴を履く前の準備ですが、初心者なら貸し靴は刃が短くて太いフィギュアスケート用を選ぶと良いでしょう。靴が硬いし窮屈そうだからと、厚手の靴下を履いてサイズが大きめの靴を選ぶと滑っているうちに靴の中で足が動き、靴ずれの原因となります。普段履いているスニーカーを靴紐をほどかずに、そのままスポンと脱ぎ履きする人は、緩めの靴に慣れてしまっていると思いますが、スケート靴はジャストサイズの物を靴紐を調節してピッタリ履くことによって、安全に痛みを感じず疲労も少なく滑れるようになるんですよ。

靴紐の結び方ひとつでこんなに違う!

まず、靴のひもを十分過ぎるくらいにゆるめましょう。フックのところだけではなく、つま先まで全部です。そして、真ん中の「べろ」を外側に大きく引き出します。靴下のよれやシワを伸ばし、足を入れ、靴のかかとで何度かトントンと床を叩くようにすると、ピタリとフィットします。ここで、靴がきつくて足指が曲がっていたり、どこかが当たって痛ければワンサイズ上に交換しましょう。次は、べろを伸ばしながら戻し、つま先部分は締め過ぎずに甲からしっかり緩みのないように締めていきます。足首はぐらぐらしないようにきつく締めてください。フック部分に掛ける手前でもクロスしてから引っ掛けないと固定できませんよ。

きつ過ぎず、ゆる過ぎず、何事も適度に

力を入れて左右からぎゅうぎゅうに締め付ける必要はありません。圧迫して痛くならない強さでピッタリになるように締めてください。一番上のフックまで締め、しっかりと蝶結びします。靴の両側を同時に軽く押してみて、ひもが緩まなければ大丈夫です。最後にひもが長く余り足首上に巻き付けて固定している人を見ますが、動きづらくなってしまいます。ひもが長過ぎる場合は、二重蝶結びにしましょう。逆に、締め方が緩いと氷上で真っ直ぐに立つことができませんし、転倒の原因になってしまいます。スケート中に足が痛いと感じる場合は、自分のサイズに合った靴がきちんと履けていないことが多く、結び方も正しく結べていないからなのです。

身体をほぐしたら、いざ氷上へ!

あとは怖がらずに下を向かないで、両手でバランスを取り、左右の体重移動をスムーズに、膝を軽く曲げ前傾姿勢で足の裏のエッジ全体で押すように進みましょう。その場の上手な人のスケーティングを観察して、イメージしながら真似してみるのも良いですよ。ヨチヨチ歩きでなく、一歩一歩が長くなると上達が実感できますよ。スピードも感じられるようになり、憧れの優雅な滑走まであと少しです!

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